TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<5日目 アッシュバートン~ジェラルディン編>

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ニュージーランド長期ツーリング<5日目 アッシュバートン~ジェラルディン編>

徒歩で世界一周中のカナダ人・ジャンさん
バギー(乳母車)に荷物を積んで、10年以上かけて
世界一周徒歩旅中のカナダ人・ジャンさんと出会った!

いつも夜寝る前と朝目が覚めてからの2回に分けてブログに載せる日記の原稿を書いていたのだが、昨夜はサイモン君の部屋でビールを飲んでいたので、テントに戻ってからはツイッターに写真をアップするところまでしか行かず、朝から日記を書いてたらブログを更新し終わって撤収作業をして出発するのが、なんと11時前になってしまった。

キャンプ場を出てまず寄ったのは、すぐ近くにあった中国人が経営するデイリーストア、ではなくてデアリーストア。「毎日の」とか「日々の」を意味する「daily」ではなく、「牛乳販売店」などを意味する「dairy」。誰かに店の場所を聞く時は発音に気をつけなければいけないと、こっちに来た日にチヒロの家の近所のデアリーストアに行く時に教えてもらった。まあ遠い昔に受験英語として覚えたような気もするけど…(笑)。

デアリーストアでサンドイッチとジュースを買って、
店の前にあった公園で食べた。




前日、ホーンビーの自転車屋の店長キースさんが書いてくれた住所を頼りにアッシュバートンの自転車屋を訪ね(立派なプロショップだった)、キャットアイのワイヤレスのサイコンがあると聞いてきたんだがと言うと、50代に見えるスキンへッドのスタッフが店の奥の倉庫まで取りに行って出してきてくれた。僕のと同じ型番の在庫があると聞いたのは勘違いだったようで(古いやつだからまだ在庫があるなんておかしいなと思ったんだよね)、当然ながらそれより新しい製品だった。74NZドルは痛い出費だが、日本に帰ってからも使えるし、これでロードとミニベロとMTBの3台に別々のサイコンが付くことになった(共用すると今回みたいにすぐ付け替え忘れるので僕には向いてない)。


日頃取り付けを店任せにしているので、
自分でやるとなかなか苦労する(笑)。



アッシュバートンを出発できたのが午後1時前になってしまったので、今夜の宿は60kmくらい先のジェラルディンにすることに決めた。僕は当初、クライストチャーチから海沿いにニュージーランド本土の最南端まで行こうと思っていたのだが、アンドリュー君が「海なんか見えないし、景色は退屈だし、車がバンバン通るから絶対やめた方がいいよ」と言うので(実際クライストチャーチからアッシュバートンまでは彼の言うとおりだった)、途中からルート1を離れて内陸に入り、先にレイク・テカポやマウント・クックを見に行くことにしたのだ。自転車乗りはすぐ「一周」にこだわるが、僕は北海道でも海沿いにこだわって走ったために富良野にも美瑛にも摩周湖にも行っていない。今回はその反省を生かすことにした。

羊というのはなかなか臆病で、
近寄ろうとすると即座に走って逃げてしまう。



ハインズの町にあったコンビニで休憩。
ここも中国人の経営だった。



ハインズからさらに南下して、まもなくやっとルート1から離れられる場所まで来た時、道路の反対側の前方30mくらいの場所に立っていた人が「ハーイ!」と大声で僕に手を振ってきた。ニュージーランド人はみんなフレンドリーだが、さすがに知り合いでもないのに30m先から大声で手を振って挨拶してくる人はいないので、「ようやく旅人に出会えたのかな。ちょっとしゃべってみよう」という気になって道路を渡ろうとした時、「まさか!」と思う物が目に入った。なんと、あのKAY.T先輩が宗谷岬から波照間島まで日本縦断するのに使ったガンプ号によく似た、ランニング用バギー(乳母車)に荷物を満載しているではないか!



興奮して緊張すら覚えながら、「Are you a traveller? 」と聞くと、答えは「Yeees!」。カナダ人のジャンさんといい、なんとなんと、もう10年以上もバギーを押しながら徒歩で世界一周しているとのこと! すでに62カ国を周り終えてこれが63カ国目、ニュージーランドの旅を終えたらバンクーバーに戻り、最後に64カ国目として母国カナダを旅して、この壮大なプロジェクトを終える予定だという。

僕はもうスーパーヒーローに会ったような気分で、すっかり興奮して舞い上がっていた(今の僕ならイチローに会ってもあんなに興奮しなかっただろう)。iPhoneでKAY.T先輩がバギーを押して走ってる写真を見せ、「彼もこれで日本を縦断したんです」と言うと、ジャンさんもびっくりして大喜び! さらに「彼は歩いたんじゃなく、走ったんです。毎日40~50kmも!」と言うと心底興奮して、「私の写真をぜひEメールで彼に送ってくれ」と言っていた。

KAY.T先輩も行く先々で新聞やテレビの取材を受けていたが、ジャンさんのファイルを見せてもらったら世界中の新聞にカラー写真で大きな記事が掲載されており、中にはネルソン・マンデラや金大中と面会している写真まであった! ニュージーランドでもすでにテレビや新聞取材の予定がいくつも入ってるそうだ。10年前の出発時、奥さんや息子さん、娘さんと抱き合って別れを惜しむ姿の写真もあった。「旅の間に孫が生まれたんだよ!」と、かわいいお孫さんの写真も見せてもらった。



ジャンさんにはスポンサーが何社か付いていて、宿泊もキャンプはせず、「友達の友達はみな友達だ」的な感じで泊めてもらえる家を次々に紹介してもらいながら旅をしているのだという(つまり宿泊費も食費もほとんどかかってない)。ただ、残念ながら日本を旅していた時には言葉の壁があり、16家族にしか泊めてもらえなかったとか…。

ジャンさんはこの旅を通じて募金活動をし、恵まれない子供達に寄付していると言っていた。
ジャンさんのサイト

ジャンさんとの出会いが単なる偶然だなんて、僕にはとても思えない。KAY.T先輩がバギーを押して日本列島を縦断し、鹿児島の佐多岬に到着するのを僕が見届けてからまだ11日しか経っていないのに、ここニュージーランドで同じようにバギーを押して世界一周している人に出会うなんて、これは「旅の神様」の思し召しに違いないと思う。

ジャンさんの靴はこの旅で48足目、バギーは3台目だとか。


ジャンさんと別れた後、ルート1からようやく離れて、車の少ないルート78でジェラルディン方面へ。景色はあいかわらず北海道そっくりで(牛が羊に代わっただけみたいな感じ.笑)、ルート1よりも舗装の目が粗くて路面抵抗がさらに大きくなったが、僕はもうジャンさんと出会った興奮で顔がほころびっぱなしのまま、15kmほど走って16時40分頃に今夜の宿泊地ジェラルディンの町に入った。



「ニュージーランドの店は17時にはどこも閉まると思っておいた方がいいよ」とチヒロから何度も言われていたので、最初にあったデアリーストアに入ると、そこは中国人ではなくインド人の店だった。20枚入りくらいでしか売っていない食パン(しかも安い)と缶入りのシチュー(温めるだけでOK)とインドのレトルト食品(「電子レンジできっちり2分だけ、絶対それ以上温めてはいけないよ!」と脅された.笑)を買って、町の中心部にあるはずの観光案内所「i-SITE」に向かった。



ジェラルディンの町はなんというか、とてもかわいらしい町だった。もっとド田舎かと思ったらそうでもなく、ファストフード店の「SUBWAY」なんかもあったし(あんなに食パンを買わなきゃよかったと少し後悔)、17時以降も開いてそうなレストランがいくつかあった(飲食店ではなく小売店が夕方17時で閉まってしまうんだな)。i-SITEはすぐに見つかり、ホリデイパークの場所を聞くと、ここのすぐ裏だと言われた。

ジェラルディン・ホリデイパーク



ジェラルディン・ホリデイパークのキャンプサイトは17NZドル。アッシュバートンより1.5NZドル高く、無線LANは3時間22NZドルで、アッシュバートンより8ドルも高かった(日本では公共の無線LANはほとんどタダだが、ニュージーランドではこの先もたぶんどこに行っても有料だろう)。それでも今日はソフトバンクの海外パケ放題を使わずにいたのでユーザーIDとパスワード代を払おうとしたら(何よりジャンさんに会ったことを早くKAY.T先輩に伝えたかった)、アッシュバートンのホリデイパークとは違い、自分でオンラインでクレジットカード番号を入力して会員登録しなくてはならず、これがiPhoneでは何度トライしてもうまくいかなかったので(iPhone向けの会員登録ページを用意しているサイトがもっと増えればいいのに)、残念ながら諦めることにした。

夕食はインド人の店で買った缶入りシチューを、清潔で設備の行き届いたキッチンのコンロで温め、パンを浸しながら食べた。昨日も今日もとても寒くて、昼間でも11~13℃くらいしかなかったと思われ、今夜はさらに冷え込んだので外のピクニックテーブルではとても食べられず、キッチンの中で食べた。



ホリデイパークではシャワーも無料で使えるが、今日は汗もかいてないし、なにより寒すぎてシャワーを浴びる気も起きず(5分で自動的に止まると書いたあったし)、冬用アンダー2枚重ねの上に裏起毛の秋冬用サイクルジャージ、さらに寝袋には寝袋カバーまでかけて22時過ぎには寝袋に入ったのだが、肩と腕を出してiPhoneで日記を書こうとしたらやっぱり寒くて、仕方がないのでもう寝袋にすっぽりとくるまり、顔だけ出して23時前には寝た。

ジェラルディンの町にたどり着いた。
ジェラルディンの町にたどり着いた。

コメント

外国サイク 愈々ですね

愈々何でも初めて 何でもトライの旅と言うか、
生活が始まりましたねえ、
私も心配になって来ました、
何でも今後の人生の役に立つでしょうががんばってね。

ジャンさん

過去にもバギーで世界を旅している人は何人かネット上で見ましたが、まさかニュージーランドでも天五さんが出くわすとは…。

今、ジャンさんにメールとエールを送りました。

10年とかの規模で旅をすると、もう旅そのものが人生になってしまうんでしょうね。自分もそうなりつつありますが…。

運命の出会い

チヒロさん宅を出発する際に、いたずらに忘れ物をしたフリをし、実はジャンさんと出会うであろうタイミングを調整されていたのでは??
ブログネタとしては出来すぎです!

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Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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