TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<10日目 レイク・プカキ~アオラキ/マウント・クック編>

ただ自転車通勤のためでなく 

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ニュージーランド長期ツーリング<10日目 レイク・プカキ~アオラキ/マウント・クック編>

マウント・クックは遠かった!
マウント・クックまでの残り20kmを、僕は一生忘れないだろう。

(写真をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)
6時30分に目が覚めた。目が覚めるとすぐに便意を催してきたので、ここの簡易トイレはちょっと嫌だなと思い、自転車に乗って1.3kmくらい離れたビジターセンターのトイレまで行った。もし周りに誰もいなかったら、ショベルもトイレットペーパーも持ってるので野糞していたかもしれない(笑)。その後、朝陽を浴びるマウント・クックを眺めながら朝食を作って食べた。作るといってもニュージーランドによく売っている缶入りシチュー(けっこう美味い)をただ温めて、パンを浸しながら食べただけだけど。



後で「地球の歩き方」を見て知ったのだが、レイク・プカキはダム湖だそうだ。最初に来た時は、なぜレイク・テカポより絶景といってもいいこのレイク・プカキが「地球の歩き方」にも載っておらず(ほんの小さく載っていることに後から気づいた)、観光客もこんなに少ないんだろうと疑問だったが、やはりダム湖だからテカポより扱いが低いのかな? ただチヒロからのメールによれば「アースダム」と言って自然の石や砂を使って作られたダムだそうで、ダム湖にはとても見えなくて、本当に美しいばかりだ。

これがダムである証拠か?


ちなみにチヒロによるとニュージーランドの電力の80%は水力発電らしい。以下は彼女のメール。
「NZの発電は80%が水力発電で、今いるマッケンジー地方でかなりの電力が作られ、北島にも送電されているの。7つの湖の標高差を利用して発電所が作られてる。湖と湖の間が水路で繋がっていて、水が流れ落ちるその力を利用して発電が行われてるの。もしテカポ~プカキ間の水路沿いの道を通るなら、テカポの水がプカキに流れ落ちる時、バス1台が通るような赤いパイプを伝って水が流れ落ちる横を通ることになるよ。けっこう壮大。そしてプカキ湖沿いに水力発電所があるのが見えるよ。」

ビジターセンターの前まで来ると観光客が20人くらいいたが、みんな中国人だった。けっきょくプカキでは日本人に一人も会わなかった。


ビジターセンターで水を買い足して、9時20分頃にスタート。天気は今日も完璧だった!

プカキ湖の近くにある別の湖(一生覚えられなそうな名前)まで行くには、国道ではなくこの用水路沿いの道で行くのがお勧めらしい。


8号線からプカキ湖沿いに北上するハイウェイ80へ右折して、約55km先のアオラキ/マウント・クック・ビレッジに向かう(「アオラキ」はマオリ語で「雲を突き抜ける山」の意味で、「アオラキ/マウント・クック」と併記するのが正式らしい)。例の「PEDALLER'S PARADISE」には、それだけ長い距離で標高差が200mもない非常に緩やかな上りだと書いてあったので、のんびり走っても14時前には余裕で着くんじゃないかとタカをくくっていたのだが…。

最初の10kmほどはプカキ湖が見えなかったが、
見え始めてからはまさに絶景ロードだった。






約36km走ったところにあるグレンタナー・パークセンターで昼食休憩した。ここには日本人スタッフが1名働いているのと、東京から来たたぶん新婚旅行だと思われるカップルがいて、約1週間ぶりに日本語をしゃべることができた。その日本人カップルは「一生の記念だから」と言って30分300ドル以上もするヘリコプターツアーでマウント・クックの上空に飛んでいった。雪の上に降りることもできる人気ツアーで僕も体験したいけど、いかんせん値段が高すぎて手が出ない。


グレンタナーまでが順調だったので、残り20kmも楽勝だろうと最初は思っていたのだが、ランチタイムの間に風がどんどん強くなってきているのがわかり、外に出る頃には本当にものすごい風だった。マウント・クックから吹き下りてくる北風は、つまりもろに向かい風。自転車にとってはヒルクライムよりもしんどい旅が始まった。そういえば「PEDALLER'S PARADISE」にも「意地の悪い風」と書いてあったのだが、まさかこれほどとは思わなかった。実は今日11月3日は、僕が自転車を初めてからちょうど5周年となる記念日だったのだが、この風は僕がこれまで自転車で体験した中では最も過酷な風だった!

ただし景色もこれまでの自転車ライフで見た最も素晴らしい景色だった。この景色と風を僕は一生忘れないだろう。





そして16時30分、ようやく這々の体で「アオラキ/マウント・クック・ビレッジ」に到着した。走行距離は約58kmだったが、実に7時間もかかってしまった。山に近づくにつれて風が強くなり、最後の数kmは時速5~6kmしか出せず、まるで勾配12%の激坂が延々続くような過酷さで、左膝の痛みも最高潮に達しようとしていた…。

16時35分、アオラキ/マウント・クック・ユースホステルに無事チェックイン。「地球の歩き方」には夏場は混むから予約した方がいいと書いてあったが、こちらはまだ春なので予約なしの飛びこみで入ったら31NZドルだった。日本のユースよりは安いけど、予想よりだいぶ高かった。でもこんな強風の中ではとてもテントを張る自信がないし、6日連続テント泊なので、ベッドと布団の上で寝られるのは何よりのご褒美だ。



ここの無線LAN(Wi-Fi)はニュージーランドにしては安く、24時間使い放題で9.95NZドル。さっそくiPhoneから会員登録して昨日から下書き保存しておいたツイートを連続投稿し、チヒロとアンドリュー君宛にメールを送った。

僕が今夜泊まるのは一番安い男女同相部屋(ドミトリー)で、同室者はオーストラリアでワーキングホリデー中の若い日本人カップルと、フランス人のヒッチハイカー、スティーブ君の3人。

日本人カップルは昨日から連泊中で、明日まで3泊する予定とか。クライストチャーチですべての食材を買い込んで長距離バスでやって来て、昨日は歩いてフッカーバレーまで氷河を見に行き、今日もどこかにトランピング(ニュージーランドではトレッキングのことをそう呼ぶ)に行ってきたそうだが、今日はこの強風の中で足場もたいそう悪かったらしく、「死を覚悟しました!」と、ドリカムの吉田美和を20歳以上若返らせてもっと可愛くしたような彼女が笑いながら語っていた。

ヒッチハイカーのスティーブ君は80Lのでかいバックパックを背負った上に、手にはテントまで持っていた。いま流行りのポップアップテントとかいうやつで、ポーンと放り投げるだけで勝手に設営できてしまう超お手軽テントだが、収納サイズがでかくて重いし、今日みたいな強風だと絶対飛んでいってしまうと思われるため、今夜はここに泊まることにしたようだ。ニュージーランドでのヒッチハイクはそう難しくないと言い、明日はウエストコーストまで行くと言っていた。


マウント・クックの周りにはスーパーマーケットなどなく、着いたのも遅かったので、僕の夕食はチヒロにもらった最後のインスタントラーメン。日本人カップルはご飯を炊いて(このユースには炊飯器がある)、シチューと一緒に食べていた。余ったご飯はおにぎりにして明日の弁当にするようだ。ああ、おにぎり…。僕も今おにぎりが一番食べたいかもしれない(笑)。ちなみに日保ちする食材やお菓子ならこのユースホステルのレセプションでも販売している。ラーメンはなかったけど…。


今夜このユースには僕の知る限りもう一人日本人がいて、その人はなんとワーキングホリデー制度のなかった昔から毎年ニュージーランドに来ているという、めちゃくちゃニュージーランドに詳しい大阪人Tさんだった。今回は2週間の予定でこちらに来られていて、今日で10日目くらいだとか。明日も話す機会があればもっと色々聞いてみよう。

しばらく洗濯していなかったので20時半頃から洗濯(4NZドル)と乾燥(2NZドル)をしながら、ランドリー室で今日の分のツイートを10数回分書いて連続投稿した。


洗濯し終わった後はリビングルームとキッチンで昨日の分の日記を書き始め、書き終えたらブログにアップ。すべてが終わったのは午前0時過ぎだった。やはり日記をためてしまうと後が大変なので、これからはなるべく昨夜のような電波のない場所で野宿するのは控えようと思った。

最後までキッチンに残っていたのは僕とスペイン人の30代と思われる男性一人だけで、彼もずっとノートPCに向かっていたので、しばらくニュージーランドのWi-Fi環境について話した。ヨーロッパでは多くの場所でWi-Fiが無料なのに、ニュージーランドとオーストラリアは有料で、しかも高いと彼も文句を言っていたが、それでも彼は僕よりだいぶ安く便利にWi-Fiを利用していた。というのもニュージーランドとオーストラリアのユースホステルではどこも同じWi-Fi会社「Global Gossip」を利用していて、IDとパスワードの書いた会員カードを作れば(見せてもらった)、どこでもそれで簡単にログインできるとのこと。僕はずっとホリデイパークのキャンプ場に泊まっていたので、ホリデイパークごとに違うWi-Fi会社にその都度会員登録して(iPhoneからだとすごくめんどくさい)、3時間14NZドルとかを払ってブログを更新して来たのだ。これからはユースホステルのある町ではなるべくユースに泊まろうと思った。

そして同室者の寝静まった部屋に戻り、電気は点けずに手持ちのヘッドライトだけを頼りに布団にもぐり込み、深夜1時頃に寝た。

今日撮った動画。「快適ダウンヒル編」。
VT: http://twitvideo.jp/03fM6


今日撮った動画。「風が強くて泣きそう編」。
VT: http://twitvideo.jp/03fLk


前はもちろん、右を向いても左を向いても絶景だった。
マウント・クックに続くハイウェイ80にて

コメント

くーーー

今日もとんでもない画像からスタート。
あんまり凄いの載せないで下さいwww。
自分が行く時の楽しみが無くなっちゃう♪
出来るだけ写真見ない様にして文面だけ追ってってもね・・・・
凄すぎて嫌でも目に入っちゃいますよ~~~~。
こまるwww

お元気ですかぁ~?

もっと、お話したかったのですが・・・
お天気が悪くなったのは、たぶん私に出会ったせいです。
(私は、かなりの「雨男」です。)
時間があれば、いくつかのトラックも案内できたのですが、天五さんも忙しそうっやたし。
来年、もし再会できれば・・・

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Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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