TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<13日目 マウント・クック~オマラマ編>

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ニュージーランド長期ツーリング<13日目 マウント・クック~オマラマ編>

日本人サイクリストのタツローさん
やっと会えた自転車旅行者は、日本人のタツローさんだった。

オーストラリア人サイクリストのロードさんとルーク君
オーストラリア人サイクリストのロードさんとルーク君

(写真をクリックしていただくど、拡大画像をご覧いただけます。)
目が覚めたのは5時半頃だったか。前夜のうちに書いておいた前日の日記を読み直し、何箇所も修正してからブログにアップしたのが7時過ぎ。限られた時間で長い文章を書いてるので読み返すといつも直したいところばかりになってしまう…。

朝食は出発前にできるだけ枚数を減らしておきたかった食パンと(なにせ20枚入りくらいでしか売ってないので食べきるのが大変)、ニュージーランド版のインスタントラーメン「2 mimute noodle」。チキンラーメンほど美味しくはなかったけど、まあ普通に食べられた。

8時57分に出発準備完了。良い宿とは、設備の豪華な宿のことではなく、居心地の良い宿のことであり、居心地の良さを作り出すのは豪華な設備ではなく、人間なのだ。マウント・クックのユースホステルは本当に良い宿だった。


僕の左がここのマネジャーのジェイソンさん、右がNZのYHA協会の重鎮ぽいハリーさん。


自転車旅の良いところは、自転車に乗ったことのない人が非常に少ないため、荷物をたくさん積んでると、皆さんそのしんどさが容易に想像でき、それが共感を生んでいろんな人から頻繁に話しかけられることだ。今日の出発前にはオランダ人の若くて美人の女の子2人組から「今日はどこまで行くの?」「いつも何kmくらい走るの?」といろいろ訊いてきた。

9時15分頃に出発したが、ここに来る時にはあれだけ苦しめられた、マウント・クックから吹きおりてくる強烈な北風が、今日はまったく吹いてないどころか、どちらかと言えば南風。「おいおい、そりゃないぜ。あの風に乗れば、こんな重装備でも絶対30km/hペースで帰れたのに…」とかなり失望していたが、3日ぶりにプカキ湖が見えてくると、やはりこの80号線は絶景ロードで(天気も曇りから晴れに変わってきていた)、テンションもまた上がってきた。

プカキ湖のビジターセンター近くまで続くハイウェイ80。



80号線を南下中、ひと目見て日本人だとわかるサイクリストが向こうからやってきたので、いきなり日本語で話しかけて30分くらい路肩で立ち話をした。大阪出身で現在は東京在住のタツローさんは、なんと僕より長く3カ月間の予定でニュージーランドを旅するつもりだという。当然仕事を辞めて来てるんだと思ったら、なんと会社が無期限の休職扱いにしてくれたんだとか!うーん、なんて素晴らしい会社なんだ(それだけ辞められては困る社員だったんだろう)。ニュージーランドに来る前はずっとスカンジナビア半島など北欧を自転車で旅していたらしい。

タツローさんはマウント・クック村ではキャンプ場に泊まるつもりをしていたみたいだったので、ユースホステルが自転車旅行者割引で19NZDで泊めてくれることを教えてあげると、「じゃあユースに泊まります」とのこと。タツローさんもブログをやっているそうなので、皆さんぜひ見ましょう(僕はこの日記を書いてる時点ではまだ見れていない)。
タツローさんのブログ


タツローさんと別れてからすぐグレンタナーのビジターセンターに着いたので、昨日からツイッターのフォロワーになってくれた、ここの日本人スタッフの「羊のしっぽ」さんと立ち話しながら、コーラを飲んで休憩した。

グレンタナーを出てしばらく走ると、今度はオーストラリア人のサイクリスト2人と出会った。下の写真の左がロードさんで、右がルーク君。親子ほど年齢差のあるようにも見えた2人だったが、親子ではないようだ(ロードさんが老けて見えるだけかも)。まあ僕と鉄人児玉さんの34歳差コンビには負けるだろうけどね(笑)。若いルーク君は日本にはまだ行ったことがないものの行きたいと思っていて、ただいま日本語勉強中。カタコトの日本語で一生懸命話してくれた(まだ本当にカタコトだったけど)。彼らも今夜はユースホステルに泊まると言っていたので、「自転車旅行者には割引があることを知ってる?」と訊くと「知らない」とのこと。「君達の方から先に『自転車旅行者への割引があるんでしょ?』って言った方がいいよ」と教えてあげた(笑)。


それにしてもタツローさんといい、オーストラリア人の彼らといい、こんな風のない日にマウント・クックに行けるなんて、なんと羨ましいことか。僕の時とはあまりにも違いすぎる…。

ニュージーランドの道路によくある、「SHARE THE ROAD」の標識。さすが自転車先進国。


そしてもう13時を回っていたと思うけど(ハイウェイ80は僕の記憶以上にアップダウンが多くて予想よりかなり時間がかかった)、3日ぶりに国道8号線に戻ってきた。ここからは4日前に訪れたトゥワイゼルの町まで緩やかな下り基調だ。


13時半過ぎにトゥワイゼルの町に到着。今夜泊まるオマラマのバックパッカーズ・ホステルが市街地から離れていることは知っていたので、スーパーで夕食の買い出しをして(ただし重たいビールもワインを買う気にはなれず)、店の前のベンチで遅い昼食を取った(不覚にもそのベンチにドリンクボトルを置き忘れることに…)。


スーパーで買って店の前で食べた、ビーフパイ。熱い。ハンバーガー程度の大きさだが、けっこうお腹がふくれるし、わりと美味しかった。


タツローさんがトゥワイゼルで酒屋を見かけたと言っていたので、やっとウィスキーが買えると思って酒屋を訪れてみたら、土日はどうも定休日のようだった。いいかげんにしろよ、ニュージーランド…。俺にウィスキーを買わせろ! バーボンでもスコッチでもどっちでもいいからスーパーマーケットに1種類くらいウィスキーを置け! 法律でスーパーやコンビニではアルコール度数が低いビールとワインしか売ってはいけないことになってるらしいが、それはたぶん、この国の飲酒運転に対する考え方が、「飲んだら乗るな」ではなく「酔ったら乗るな」だからだろう(飲酒運転と判断される血中アルコール濃度の基準値が日本よりかなり甘いらしい)。


トゥワイゼルからオマラマまでは引き続き8号線で行った。左右に牧草地が広がり、まっすぐな道がどこまでも続く典型的なニュージーランドの風景だった。


トゥワイゼルから約20kmの地点で、今夜泊まろうと思っていたバックパッカーズ・ホステル「Buscot Station」の看板がふいに現れた。ここを左に入って1.5km先となってるけど、その1.5kmは広大な牧草地の中のダートの道だった。道の先に大きな家が見えるので、あれがバックパッカーズ・ホステルなのだろう。緩い上りになっていて思った以上にきつかった1.5kmのダートを走ってたどり着いたそこは、やはりホステルというよりは普通の家だった。



あいかわらず僕は予約なしの飛び込みなので、犬が僕に吠えるのを見て中から出てきた60代と思しきおじさんに「予約してないんですが、今晩泊まれますか?」と尋ねると「Yes」とのこと。町から10kmも離れためちゃくちゃ不便な場所にあるため、どうせ空いてるだろうと思ってたら、10人泊まれるドミトリーはすでに満室と言われ、僕が泊まることになったのはオーナーのトニーさんの個室兼事務所だった。料金は20NZDでいいとのこと。



トニーさんの家が普通の家と大きく違うのは、家の両側の広大な牧草地(右側は2km先まで、左側は8km先まで)が全てトニーさんの所有であることと(羊と牛の数は約11,000頭で、牛肉の一部は日本にも輸入されてるそうだ)、僕が自転車を置かせてもらったガレージの2階をドミトリーにされていることだった。直接聞いたわけではないが、家のあちこちに飾られている家族の写真から察するに、トニーさんは奥さんを早くに亡くされて一人暮らしのようで、子供達も独立して部屋が余ってるので宿を始められたんだと思う。僕が大阪から来たと言うと、なんとトニーさんが1970年にあの大阪万博を見に行ったと言うのでびっくりした。

トニーさんの飼ってる牛たち。


リビングの電子ピアノでピアノの練習をするトニーさんとそれを見ているゲストの女の子。


前夜から泊まっているオーストリア人の女の子、マリーとエラと仲良くなった。二人とも美人で、なんとマリーの叔父さんは日本人なんだとか!2月までニュージーランドにいるというので、「じゃあ今はNZに住んでるの?」と聞くと、「ノー。ホリデー」とのこと。どんなホリデーなんだよ。まあ僕も正月までこっちにいるけどさ…(笑)。生まれて初めてオーストリア人としゃべったけど、残念ながら僕のオーストリアに対する知識と言えば、モーツァルトの生まれた国であるということだけだった(モーツァルトの話題も頑張って2分が限界だった.笑)。チヒロがドイツ人と韓国人の英語は日本人にとっては聞き取りやすいと言っていたけど、母国語がドイツ語である彼女達の英語も僕には確かに聞き取りやすかった。


20時過ぎ、おじいちゃんおばあちゃん10人を乗せたマイクロバスが到着して、ガレージの2階のドミトリーが確かに満室になった。ここからわりと近いタマルから来たそうで、こういう人達もバックパッカーズ・ホステルに泊まりに来るんだと知った。けっきょく、ガレージの2階にあるここのドミトリーがどんな部屋か見ることができなかったが、おばあちゃん達によればトイレとシャワーはあるらしい。

僕の今夜のディナーは、またも得意料理の「ソーセージ炒め」(笑)とビール。デザートにりんごとドライフルーツを食べた。ビールを買うために10km先のオマラマ市街までわざわざ往復したので(途中でかなり後悔した)、この日のトータル距離は110kmを超えてしまった。


今夜のゲストの中にはポルシェに乗ってきたドイツ人夫婦もいた。バックパッカーズ・ホステルにポルシェで泊まりに来るなんて…(笑)


この、ホステルというよりはトニーさんの家といった方がいい宿の唯一の難点はWi-Fiが使えないことだったが、ニュージーランドの酪農家のお宅に泊めていただくなんて40歳過ぎた日本人にはなかなかない機会なので(最近は日本の高校の修学旅行でニュージーランドの牧場に「ファームステイ」するのが流行ってるらしいけど)、非常に良い経験が出来た。缶ビールを4本飲んで酔っ払い、23時頃に寝た。

オーストリア美人のマリー(左)とエラ(右)
マリーとエラ

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はや2週間

もうあっという間にNZ滞在二週間目に入ろうとしているんですね。

こちらも波照間島ゴールから18日目。浦島太郎症候群のまま自宅に戻ってきて虚脱感が続いています。

ふとNZに飛び出そうかという衝動にも駆られましたがパスポートが未取得でした。

自分のときもそうでしたが、いろんな出逢いがあって、しかも外国であるがゆえに様々な国籍の人たちとふれあうことができる…。

平和であることのありがたさ、地球人であるということの喜び…十分堪能して旅を続けてください。

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天五

Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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