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ニュージーランド長期ツーリング<14日目 オマラマ~クロムウェル編>

カナダ人サイクリストのルパート君
ロードバイクで40kgはありそうなトレーラーを牽きながら、
標高965mのリンディス峠に上ってきたカナダ人のルパート君。

(写真をクリックしていただくと、拡大画像をご覧いただけます。)
今日は5時40分くらいに目覚め、いつものように布団の中で仰向けのままiPhoneで昨日の日記を書き始めた後、7時頃キッチンに行くと、昨夜20時過ぎに10人の団体でやって来たタマルのおじいちゃんおばあちゃん達で調理場がごった返していた。みんなフレンドリーでいろいろ話しかけてくれ、自転車でニュージーランドを旅していると言うと、「You're so brave!」とか「What a brave man!」とか言ってくれるが、こちらの人はbraveを「ブライブ」と発音するので最初はわかりにくい。さすがに「サンダイ(sunday)」とか「マンダイ(monday)」とか「トゥダイ(today)」とかの発音にはもう慣れたけど…(笑)。



今朝の朝食はいつものようにトーストと(一度買ったら食べきるのに3日はかかる)、他にツナ缶を食べた。日本で売ってる普通のツナと違い、トマトソースとオリーブと一緒に和えていて(何も和えてないのもあるとは思うけど)、不味いかなと思ったけど、けっこう美味しかった。


9時過ぎにトニーさんやマリーとエラの2人に挨拶して、この広大な牧場の奥にあるバックパッカーズ・ホステル、BUSCOT STATIONを出発した。トニーさんはいい人だったし、オーストリアの女の子達もかわいかった。


今日は標高965mのリンディス峠越えがあるのに、前日トゥワイゼルの町にボトルを置き忘れてしまったのでどうしようと思っていたら、オマラマのスーパーで買ったミネラルウオーターのボトルがぴったりはまった。このミネラルウオーターはニュージーランドで最もよく見かけるやつで、しかも飲み口は自転車ボトルと同じなので、これは重宝するな。


さて、いよいよリンディス峠を越える日が来たのだ。ニュージーランドには冬用ウェアをたくさん持ってきてるのに加え(持ってこなかったらえらいことだった)、食料や水もたくさん必要なので、北海道の時より荷物は重たくなっている。果たして標高1000m近い峠を越えられるんだろうか…。


コースは前日に引き続き国道8号線。リンディス川沿いにリンディス峠のある前方の山を目指して走っていると、ニュージーランド有数の観光地であるクイーンズタウン行きの観光バスが次々に僕を追い越していった。若い女の子が道端に車を停めて、お尻丸出しでオシッコしている姿をまともに目撃したりもした(もう少しうまく隠れてやらないと…。ちなみにトイレはまったくない)。


人家のまったくない道端にやたらと石がたくさん積まれているのが目に付いた。最初は交通事故で死んだ人を弔ってるのかと思ったが、戦争じゃあるまいし、いくらなんでも数が多すぎる。誰が、何のために、いつやってるんだろう?


本格的な上りが始まる前にピクニックテーブルのある公共の休憩場所でちょっと休憩してたら(そういう場所でもトイレはなかなかない)、普通の乗用車にキャラバンを付けてやって来た老夫婦が鳥の糞だらけのピクニックテーブルで昼食を食べ始めたので(笑)、先ほどの石の写真を見せて「これは何ですか?」と尋ねると、「ニュージーランド人は石を積んで遊ぶのが好きで、特に意味はないんだよ」とおっしゃるので、「でも石を積んで遊んでる人なんか見たことないし、誰一人住んでない場所にもすごくたくさんあるじゃないですか。いつやるんです?」とさらに尋ねると、「昔からずーっとそのままになってるから数が多いんだよ」とのことだった。ひょっとしたら僕の英語力のせいで間違ってるかもしれないけど…。


13時20分、前方にきつい坂が見えてきた。例のガイド本「PEDALLER'S PARADISE」にも途中まではずっと緩い坂が続いて最後の何kmかがきついと書いてあったが、いよいよ来たか…。


2回くらい休憩を入れつつ、14時半頃だったか、ついに標高965mのリンディス峠に到着した。まあ確かに荷物満載だし、舗装の目があいかわらず粗いのでしんどいのだが、激坂というほどの坂は特になかった。勾配だけを比較すれば、日本の1000m級の峠の方がやはりきつい。



リンディス峠で撮った動画。 VT: http://twitvideo.jp/03ktY


そしてこのリンディス峠では実に素晴らしい出会いがあった。僕が峠で休憩していると、向こうから荷物を満載にした大きな2輪のトレーラーを引いた自転車が上ってきたではないか! カナダ人のルパート君という若者だった。



ルパート君はニュージーランドに来てもう一年くらいになるようだが、今までは学校に通ったりバイトしたりしていて、こうして旅をするのはは初めてだと言っていた。自転車はニュージーランドで中古で買ったもので、はっきり言って錆びだらけのでボロボロだったから相当安かったと思う。ブレーキその他いくつかのパーツを自分で交換したと言っていた。リンディス峠で僕と30分くらい話しこんだ後(彼が沖縄空手や合気道を習っていたことや、僕が気になっているウエストコーストのサンドフライと呼ばれる虫のことなど)、僕が前夜泊まったオマラマに向かって下っていった。どう見ても荷物込みで40kgはありそうなこのトレーラーを引いて旅をするのは今回が始めてだそうで、あまりにもきついので次の旅からは違うスタイルにすると言っていた(笑)。


リンディス峠からの長い下りの後はしばらく平坦が続き、確かスタートから80kmの辺りからクルーデン・ヒルへの上りが始まった。勾配はリンディス峠よりこちらの方がきつく、もう気力も衰えていたのでニュージーランドに来てから初めて自転車を押して上った。



クルーデン・ヒルから下って、オマラマ市街から実に80kmぶりにやっとたどり着いたタラスの町は、これでもかというくらいド田舎で、店はもう閉まってるわ(日曜日で17時半過ぎてたからこの国では仕方ないか)、泊まるところはないわで(高い宿ならあったがキャンプ場や安宿はなし)、仕方なく30km先のクロムウェルを目指すことにした。食料は十分持っていたが野宿するには水が残り少なく、とにかく21時までにクロムウェルのホリデイパークに着けばなんとかなると思い、頑張ることにした。



しかし、「クロムウェルまでずっと平坦だよ」とタラスの人に聞いたものの、自転車で走ってみると細かいアップダウンが無数にあって上りの度に時間と体力を奪われ(舗装の目も特にこの辺りは粗かった)、さらには強い向かい風まで吹いてきた。もうダメだと諦めて、ベンディゴ湖の湖畔にトイレがあったのでそこで野宿しようと思ったら、キャンプ禁止のサインが…。



けっきょく、スタートから120km以上走り、這々の体でやうやくクロムウェルの町にたどり着いたのが20時15分。さっそくホリデイパークに駆け込んで受付で19NZDを払い、テントサイトに行くと、サイクリストの先客がいた。しかもまたロードバイクでトレーラーを引いて旅しているようだ!


しかし残念ながら先客のサイクリストはもう寝ているようで挨拶できず、真っ暗になる前に急いでテントを張り、お湯がまともに出ないシャワーを震えながら浴び、キッチンで晩ごはんを食べたのが22時前だった。



精魂尽き果てた一日だったが、それでもWi-Fiに接続して(24時間12NZD)、なんとかリンディス峠に着くまでの写真をブログにアップして、半ば意識を失うように寝たのが、たぶん23時半頃だったと思う。

ついに標高965mのリンディス峠に着いた。
標高965mのリンディス峠

コメント

すごい広々感ですね。
NZのことはほとんど知りませんでした。国中が北海道みたいに見えます。サイクリストとも出会えて良かったですね。

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Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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