TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<18日目 ランファーリー~ミドルマーチ編>

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ニュージーランド長期ツーリング<18日目 ランファーリー~ミドルマーチ編>

Otago Central Rail Trailで会った日本人女性Mさん
Otago Central Rail Trailで会った、NZ在住の日本人女性Mさん

(写真をクリックすると拡大写真をご覧いただけます。)
久しぶりに4時台に目が覚めた。どこかでニワトリの鳴き声がしたからだ。ニュージーランドでニワトリが飼われているのを見た覚えはないが、卵が普通に売ってるんだからいるところにはいるんだろう。北海道のキャンプ場では下手するとカラスに3時台から起こされたので(夏の北海道は3時過ぎから明るい)、4時台ならかなりマシだ(笑)。せっかくなので二度寝はせず、ツイッターに前日の出来事を18回連続で投稿して、その後は日記を書き始め、8時過ぎにアップした。

出発は10時過ぎ。まずはニュージーランドに来てから何度買い物したかわからないスーパーマーケットの「4 SQUARE」で、もはや僕のニュージーランドツーリングには欠かすことができないものとなった「One Square Meal」を2パック購入した。この優れた、なおかつ美味しい補給食さえ持っておけば、少なくとも走行中のハンガーノックを心配する必要はない。ぜひ日本でも発売してほしい。きっとカロリーメイトを買うサイクリストは誰もいなくなるだろう。


そしてこれが3日目となるOtago Central Rail Trailの入口まで来た。今日は終点のミドルマーチまで約60km走る予定だ。前日に最高標高地点を越えてからは「all downhill」だというが、僕にとってダウンヒルとは、脚を動かさなくても勝手にどんどん下っていく坂のことで、ここではしっかり脚を動かさなくてはならない緩い勾配がほとんどなので、ダウンヒルという感じは全然しない。景色もあいかわらず変わり映えがしなかった。毎日何時間もずーっと見てるから、さすがにもう牧草地は見飽きたよ…。





でもデイジーバンクから先は牧草地以外の景色が多くなり、面白くなってきた。



自転車は降りて押すようにと書いてあるが、そのまま行ってしまった。


ニュージーランド人のおばちゃん2人組がここに自転車を駐めて、30mくらい下の沢に降りて何やら散策していた。ちなみに自転車は2台ともレンタルで、サイドバッグ込みで貸してくれる。


ここの峡谷にかかる橋の上からの景色がとても良かった。




1890年にできたというトンネルが現れ、ここに自転車が1台駐まっていたが、持ち主の姿が見当たらない。このOtago Central Rail Trailは150kmを3日~4日かけて走破する人が多く(一日で走ってやろうという血気盛んな若いサイクリストは全然見ない)、中には5日かける人もいるのだが、時間に余裕がある人は途中で自転車を駐めてプチトレッキングを楽しんだりしているので、この人もきっとそうなんだろう。



トンネルを抜けてからの景色もなかなか素晴らしかった。



トンネルを抜けたところで写真を撮っていると、先ほどトンネルの前に駐めてあった自転車の持主が現れた。女性で、しかもなんとなく日本人に見える。でもいきなり日本語で話しかけて中国人だったら困るのでいちおう英語で話しかけ、すぐに「I come from Japan.」と言うと、「ああ、私も日本人です」との返事。やっぱり日本人は日本人を見ると直観的にわかるもんだ(ちなみに中国人や台湾人も僕を見るとやっぱり日本人だと思うらしい)。その女性は神戸出身でニュージーランド在住15年目、こちらですでに結婚されていて、クイーンズタウンの某有名ブランド店で働いているというMさんだった。Mさんは大きなサイドバッグを2つ付けたMTBに乗っていて、僕はてっきりレンタサイクルかと思ったら(Otago Central Rail Trailで会う多くのサイクリストがそうだ)、自分のMTBだそうだ。昔から自転車が好きで(日本にいた頃はママチャリだったそうだが)、こちらに来てからMTBを買ってよくあちこちに出かけられているそうだ。


日本を離れて15年とは思えないほどコテコテの神戸弁でしゃべるMさんは、ハイドという町のホテルを予約されていて、そこまでのほんの数kmだったが一緒に走りながらいろいろ話を聞かせてもらった。彼女も僕みたいにニュージーランドを長期ツーリングしたいという希望はあるそうだが、年に1回の長期休暇(1カ月くらいあるそうだ)はやはり神戸の実家に帰るので、長期ツーリングはなかなかできないようだ。

ハイドのホテルの前でMさんと別れた後は、また一人ぼっちになった。前日はオーストラリア人のおじいちゃんおばあちゃんを始め、かなりたくさんのサイクリストに会ったのだが、残念ながら今日はかなり少ない(けっきょくOtago Central Rail Trailで会った日本人はMさんだけだった)。景色もまたニュージーランド中どこにでもあるような牧草地に変わってしまった。



終点のミドルマーチまで残り15kmの、ロック&ピラーステーションで休憩していると、ミドルマーチを出発したばかりのオーストラリア人のご夫婦が来られ、15分くらい話し込んだ。 お二人は日本に旅行されたことがあり、大阪も京都も奈良も和歌山も行かれたそうだ。


写真ではわかりづらいけど、ハイドの少し先からは石がゴロゴロしておらず、ローラーで踏みならされた感じで走りやすかったので、少しペースアップできた。


そしていよいよ、前方に町らしきものが見えてきた。あれが終点のミドルマーチだろう(ちょっと下の写真ではわかりづらいけど…)。


16時過ぎ、ついにOtago Central Rail Trailの終点、ミドルマーチに到着した。全長150kmのオール未舗装の自転車道を、2日半かけて無事に走破することができた。正直に言わせてもらえばこの先もしニュージーランドに住むことがあったとしても、全面舗装されないかぎり二度と来ることはないと思うが(笑)、それだけに達成感は大きかった。これは日本のサイクリストにとっての「初めての琵琶湖一周」みたいなものだと思う。ここに来るまでに大勢のニュージーランド人を相手にOtago Central Rail Trailの名前を出したが、誰一人知らない人はいなかった。走ったことがない人でも「ああ、あれね」という感じでみんな知っている。関西のサイクリストしか知らない吉野大峯林道や辻堂山林道とはわけが違う(笑)、有名なサイクリングロードなのだ。


ミドルマーチには本物の駅もあって観光列車が来るくらいだからもう少し大きな町なのかと思ってたら、おもいっきりド田舎だった。Otago Central Rail Trailの始点のクライドには立派なレセプションセンターがあったので、終点のミドルマーチにもあるのかと思ってたら何もなかった。

でもすごくうれしいこともあった。前々日にRail Trailで知り合い、以後何度も会ったウェリントン(北島)在住のアッシュ君が、ミドルマーチ駅前にあるホテルのバーで飲んでいて(南島に住む友達がもうすぐ車で迎えに来てくれると言っていた)、僕の姿を見つけてわざわざ中から出てきて、「Hey, Yuichi! You made it!」と握手で出迎えてくれたのだ。しかも彼は欧米人にとってはかなり覚えにくいらしい僕のファーストネームを、初日に1回教えただけなのにずっと覚えていてくれた。普通の欧米人は3回リピートしても5分後には忘れるのに…(笑)。

ミドルマーチ駅前のホテル兼バーと、初日に撮ったアッシュ君の写真。


ミドルマーチ駅。ここからダニーデン行きの観光列車が、金曜日と土曜日の午後1時からのみ発車する。僕もそれに乗ってダニーデンまで輪行する予定だ。



午後からずっと空模様が怪しかったのだが、駅のすぐ裏手にある今夜泊まろうと思っているモーターキャンプ場にやってきた時にちょうど小雨がパラつき始めたので、テントサイトはやめて22NZDのキャビンに泊まることにした(テントサイトは11NZDとのことだった)。ところが、カギを渡された10番のキャビンに来てみると、前に自転車が2台駐めてあり、室内は乱れたベッドと脱ぎ捨てられたガウンが2枚あるではないか。でも荷物はまったくないので、どうやら先客のチェックアウト後、まだ何もしてないようだ(10時にはチェックアウトしてるはずだが…)。



それでもう一度オフィスに行って(200mくらい離れてるのでかなりめんどくさい)、受付の女性に撮ったばかりの部屋の写真を見せ、「これをVACANCYと言うのか?」と文句を言うと、「あら、ごめんなさい! もう部屋の片付けが終わってると思ってたの」と8番キャビンのカギを渡されたが、8番キャビンに来てみると、今度はなぜかシーツと掛け布団が床に落ちていた。ニュージーランド人に対して仕事がいいかげんだと思ったことはこれまであまりなかったんだけどなぁ…。またオフィスに戻って文句を言うのがめんどくさいので、もうそのまま使うことにした。なにせもう夕方なのだ。一刻も早く買い出しに行かないと、また店が閉まってしまう。


しかし、スーパーマーケットのないこの町の唯一のコンビニ兼ネットカフェ(PCは1台だけ)に来てみると品揃えは最悪で、ビールも1ダースの箱でしか売ってなくて、缶詰めとお菓子とジュースを買っただけに終わった 。ちなみにここの店長らしき男性はアマチュアレーサーらしく、ツール・ド・おきなわに2回も出場したというのでびっくりした。


夕食は仕方なく外食することにして、キャンプ場のすぐ近くのカフェバーでビールとベーグルみたいなのを注文した。下の写真の状態で20NZDほど。これは美味しかった。ビールはもう一杯飲んだ(6NZD)。


キャンプ場に戻ると、テントサイトの大きな木の下でカップルのサイクリストがテントを張っているところだった。また小雨が降ってきていたし、けっこう距離が離れてるのでその時はしゃべらなかったが、後でトイレに行く時に女性の方と会ったので話を聞くと、彼らはスウェーデン人で、「ダディと一緒に来ているの」というではないか。なんとカップルではなく、リッカードさん(47才)とフリーダちゃん(20才)の親子サイクリストだった!



リッカードさん達はクライストチャーチでレンタルした(こちらでは「hire」というが)SURLYのツーリング用自転車に、スウェーデンから持ってきたオルトリーブの防水バッグを付けて、55日間の予定で南島を周るという。リッカードさんは生粋のサイクリストだが、フリーダちゃんは自転車旅行は初めてだそうで、やっぱり上りはかなりきついと言っていた。

リッカードさんには3人の子供がいて、フリーダちゃんは2番目の子らしい。他の2人は息子さんだという。20才の娘が父親と二人っきりで55日間も外国に自転車旅行しようというのだから、この親子は当然すごく仲が良かった。奥さんはサイクリングが好きではないらしく、家でお留守番だとか。

ちなみに生まれて初めてスウェーデン人としゃべったが、残念ながら僕のスウェーデンに対する知識は、北欧の国であるということと(笑)、僕の大好きな映画「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」を生んだ国であるということだけだった。リッカードさんとフリーダちゃんの英語はめちゃくちゃわかりやすくてありがたかった。

その後はキャビンのベッドの上でウィスキーのお湯割をチビチビ飲みながら、ツイッターアプリに写真とテキストを下書き保存しているうちに眠くなり、23時過ぎに寝た。部屋に入った時に床に落ちていたシーツと布団は使わず、ベッドの上で自分の寝袋を使って寝た。


スウェーデン人親子のリッカードさんとフリーダちゃん
スウェーデン人親子のリッカードさんとフリーダちゃん

コメント

あ~モーテル・キャンプ場ときにはホテルでもこの手の問題は時々あるんですよねぇ・・・・お掃除担当の人と受付担当の人との間でのコミニュケーションが上手くいっていないケース
特に田舎の町では、良い言い方をすると本当に”のんびり”しているために「まだ準備が出来ていなかったら「お客さんが教えてくれるだろう」的な考えで取りあえず鍵を渡すんですよねぇ。なので「ベットがまだできていないけど、これから買い物に行ってくるからそれまでにベットを作っておいてね」と言うとちゃんとやってくれるます。この間Kay先輩も書いておられましたが、私も「もういいや・・面倒くさい」でコミュニケーションを終わらせがちになりそうな時には、「いやいやこれじゃああかん!」と頑張りるよう心がけています。そしてそこからまた良いコミュニケーションが生まれたりするんですよね。旅 Travel の語源は Troubleから来ているらしいですね、Troubleを上手く利用して良いTravelをしてくださ~い。

↑すげ~

そういうコミュニケーションが想像もできませんでした。
なるほど。発想の転換というか、目からうろこです。

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Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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