TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<33日目 ガンプ・キャンプ~ミルフォードサウンド編>

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ニュージーランド長期ツーリング<33日目 ガンプ・キャンプ~ミルフォードサウンド編>

Homer Alpine
壮観な眺めのHomer Alpine。雪を取ってきたオランダ人親子もいた。

(写真をクリックしていただくと、拡大画像をご覧いただけます。)
今朝は6時20分頃に起きた。ニュージーランドに来て以来、夜はずっと寒かったので寝袋の上に寝袋カバーをしていたのだが、昨晩とその前の晩はあまり寒くなく、特に昨晩は寝袋カバーをしていると暑くて眠れなかったので、途中で使うのをやめた。寝袋カバーというのは寝袋の結露防止にも役立つので、使わないと寝袋がかなり湿ってしまう。できれば干してから出発したかったが、一刻も早くこのサンドフライの巣窟から脱出したかったので、やはりすぐにスタッフバッグの中に押し込んだ。


朝ごはんは一昨日アンドリュー君が持ってきてくれた、チヒロからの差し入れのラーメンと野菜スープ。テントの撤収の際にはまたサンドフライの猛攻撃を受けた。ガンズ・キャンプのテントサイトは谷底にあり、見上げれば冠雪した山が、目の前には水の綺麗な川が流れている。サンドフライどもさえいなければ素晴らしいロケーションのサイトだったのだが…。


9時前に出発準備完了。受付がショップにもなっているので、食料を調達して9時15分頃に出発した。たとえ今後の人生で僕がもしニュージーランドに住むことがあったとしても、もう二度とここでテントは張りたくないと思った。人にはそれぞれ得意なものと不得意なものがある。重たい荷物を自転車に積んで山を上るなんて絶対嫌だと思う人がいるのと同じように、サンドフライの多い場所では絶対キャンプしたくないと思う僕みたいな人がいるのも当然だ。


ガンプ・キャンプを出るとまずは94号線まで8kmのダートの上りから始まったが、かなり走りやすいダートで、勾配も昨日下ってる時に感じたほどきつくはなかった。それでも自転車を降りて押さないと上れない区間もあったので、舗装路に戻るまで1時間10分もかかってしまったが…。



ようやく舗装路に戻り、再びミルフォードサウンドを目指して上り始めた。残り20数kmだが、標高900mくらいの峠(ホーマー・トンネル)を超えなくてはならないし、けっこう勾配もあるので、いくら21時過ぎまで外が明るいといっても昨日の雨の中でさらにホーマートンネルまで上り続けるというのは無理だったと思う。ガンプ・キャンプに泊まったこと自体は正解だった。


上り始めるとすぐに美しい渓谷が見えてきたが、最初のうちはまだ日本の渓谷とそうたいして変わらないなと思っていた。


ところがしばらく行くと、山の上から解けた雪が細い滝となって何本も流れ落ちている様が見えるようになり、それも1箇所や2箇所ではなくそこらじゅうなのでかなり壮観だった。日本では木のない山が少ないので、自転車で通れるような道路ではなかなかこういう光景はお目にかかれないと思う。少なくとも関西では…。



そろそろニュージーランドは夏だが、山にはまだまだ雪が残っている。乗鞍のように万年雪なのかな?



こういう写真ばかり撮ってるのでなかなか前に進まない。





川の水をそのまま飲んでも大丈夫とかで必ず観光バスが停まるらしい場所までやって来ると、日本人の団体さんがちょうどバスから降りてこられたところで、僕が日本人だと言うと皆さんに周りを取り囲まれ、質問攻めにあった(笑)。中には「一緒に写真撮って」とせがむおばちゃんも二人いて、記念写真に応じたりもした。僕よりそこそこ年上と思われる日本人ガイドの男性もおられたのでいろいろ話したのだが、よく考えたらチヒロの知り合いである可能性がかなり高いので(チヒロはまさに同じ仕事を長年やっていたのだ)、名前を出せば良かったと後で思った。


ニュージーランド屈指の観光地、ミルフォードサウンドまであと24km。


写真を撮ってたら僕の目の前にニュージーランド固有の鳥KEAが…。昨日見たKEAもそうだったが僕をまったく恐れないのでおかしいなと思ったら、足に金属のリングがはめられていた。飼われてるのか?


日本人の団体さんと会ってから2~3km進んだあたりから、ホーマー・トンネルへの激坂が始まった。荷物なしなら上れるが、この装備ではとても無理。ほとんど押して上った。


激坂を押して、押して、押して、ようやく前方にホーマー・トンネルが見えてきた。ヘトヘトになった。


ホーマー・トンネルの右側にある絶景ポイントの「Homer Alpine」。天気が悪くて写真は冴えないけど、それはそれは壮観な眺めだった。



さて、問題のホーマー・トンネルである。一方通行で、中を覗くと、いきなりすぐに激下りが始まっているように見える。長さは1kmで、信号の間隔は15分と書いてある。こちら側からだと下りなので、15分もあればどんなに遅い自転車でも出られるのだが、見たところミルフォード側からの上りが青信号の時は(つまりこちら側が赤信号の時は)間隔が長いものの、こちらが青信号の時は15分なんて大ウソで、どう見ても5分ほどで赤に変わっているように思えた。たぶん中にセンサーでもあって、車がもう通らないと判断したら15分以内でも信号を切り替えているに違いない。まあそれでも、ずっと下りなら自転車も車もたいしてスピードは違わないんだから大丈夫だろうと、その時は思っていたのだが…。


しばらく休憩した後、いざホーマートンネルを通ることにした。僕が一番前にいたが、後ろに6~7台の車が並んでいたので先に行かせ、その後に続いて僕も中に入ったのだが、僕の愛用しているフェニックスの強力ライトをもってしても中は暗く、舗装も良くないので、車の後ろにぴったりついていくつもりが怖くて飛ばせず、全然ついていけなかった。するとやはり自動センサーは自転車には反応しないらしく、出口までまだあと150mくらいあるのに信号が切り替わったようで、前方からバスが入って来たではないか! いいかげんにしてくれよと思ったが(向こうもびっくりしている感じだった)、アンドリュー君の話では昔はこのトンネルは一方通行ではなく相互通行だったそうで、中がかなり広いため特に危険ということはなく、無事すれ違うことができた。それにしても15分間隔なんて大ウソなんだから、「15分間隔」と書いた標識は外しとけよな…。


トンネルを出ると濃霧だった。濃霧の激下りなら僕は乗鞍で3回経験してるのでどうってことないが(なにせ乗鞍は標高2702mからの下りだ)、景色が見れないのは痛い。と思ったら幸い霧は上の方だけだった。下りもなかなか絶景で、何回か停まって写真を撮った。




そして15時頃、ミルフォードサウンドで唯一のアコモデーションと聞いた「ミルフォードサウンド・ロッジ」にようやく到着した。ホーマー・トンネルから先はほとんど下りで楽だったが(標高差は900メートルくらい。勾配もきつく、上ったら六甲山よりきついと思う)、それだけに自走でテ・アナウに戻るのはやめて、帰りは絶対バスで輪行したいと思った。ミルフォードサウンド・ロッジの敷地内も当然サンドフライだらけなので、迷わず30NZDのドミトリーにした。予約していなかったので、もしドミトリーが満室だと言われたらどうしようかと思っていた。



ミルフォードサウンド・ロッジは他のホステルのドミトリーより5NZDくらい高いけど、中でビールやワインや食料も売ってるし、設備もすごく充実している。スタッフの対応もいい。ただし、ドアを開ければやはりサンドフライどもが中に入ってくるし、室内にいてもサンドフライに噛まれる時は噛まれる。


シャワーを浴びて虫よけスプレーをかけ、洗濯・乾燥をしながら、広々としたダイニングルームで30時間ぶりにWi-Fi接続(100MBで20NZDのコースを選択)。一昨日の出来事をツイッターに30回、今日の出来事を22回連続でアップしていった。その間に夕食も食べ(いつもの缶入りシチューだ)、2日ぶりのビールも飲んだ。

23時頃に部屋に戻ると、来た時は僕一人だったドミトリーに新たに2人宿泊者が増えたようだが、部屋にはいなかった。歯を磨き、電気を消してベッドに入ったのはもう0時前だったが、二人はまだ戻ってこなかった。その後僕がウトウトしだした頃に戻ってきたのでほんの一言だけ話したが、暗いので顔はわからず、ヨーロッパ人ではなさそうだということしかわからなかった。もしかしたらキーウィかもしれない。彼らはすぐにまた部屋を出ていったので、僕一人でまた寝た。

解けた雪が滝になって流れ落ちている。
溶けた雪が滝になって流れ落ちている。

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天五

Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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