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ニュージーランド長期ツーリング<42日目 ハーストで足止め編>

ハーストにて、雨で足止め
ハーストにて、雨で足止め…

(写真をクリックしていただくと、拡大画像をご覧いただけます。)
起きたのは6時過ぎだった。ベッドの上で昨日の日記を書いてブログにアップし終えたのが7時過ぎ。今日は早く出発したかったので、時間節約のため朝食はこの近くのカフェで食べようと思い、8時に出発準備を終えたのだが、外は小雨だった…。ニュージーランドの西側は雨が多いことで知られているし、チヒロからのメールで今日以降の天気予報が悪いことも知っていたので、雨でも出発する覚悟はしていたのだが、このくらいの雨なら行こうかと思ってるうちにかなり本降りになってきた。これまでにも雨に降られたことは何度もあったが(幸い土砂降りはまだ一度もない)、走ってる途中から雨が降ってくるのと(その時は諦めるしかない)、最初から本降りの雨が降っている中を出発するのとではかなり状況が違う。どうしても今日出発せざるを得ない理由があるならともかく、そうじゃなければやっぱり怯む。当たり前の感覚だ。


北海道では土砂降りの雨の中を出発したこともあるが、今日の予定コースの85kmの間には町がまったくないと聞いている。そういうことはこれが初めてじゃないとはいえ、実際それだけ長い距離に町がないというのは晴れていてもかなり嫌なものだ。しかも海岸沿いにアップダウンが続く、自転車にとっては厳しいコースだと僕は予想していた。特に約25kgの荷物を積んだ自転車で雨の中を走るには…。それにこの国の目の粗い舗装での85kmは、日本の滑らかな舗装を130km走るくらい疲れる…。

悩みながら窓の外を見ていると、昨夜仲良くなったイスラエル人のおじさん(イスラエルからニュージーランドまで飛行機で20時間以上かかるとか)が、「ほんとにこんな雨の中を走る気?」と聞いてきた。「いま考えてるんです」と答えると、「ここにもう一日いた方がいいよ」とアドバイスをくれたが、すごく真っ当な意見だ。どうも最近、ウエストコーストにもたどり着かないうちに12月に入ってしまったことで焦っている自分がいる。僕は一周とか縦断とか形にこだわるのが好きではないし、元々2カ月やそこらでニュージーランド中くまなく周ることなど無理だとわかっていたのに…。

本当にかなり迷ったが、チェックアウトの時間が迫ってきても雨が止まないので今日も連泊することにした。この宿のオーナーのおじさんは「寒くないし、風もないから今日は大丈夫だよ。Starting now!」と励ましてくれていたのだが、おじさんがそう言った後すぐにまた雨が強くなってきたので(笑)、ついに連泊を決意した。「もう一泊するよ」と言うと、おじさんはにこっと笑って「そうか。もちろん大歓迎だよ」と言って僕のクレジットカードを機械に通した。そしたら料金を払い終わった後すぐに雨が止んだではないか!(まあよくあることだけど…笑) でも海の方を見ると霧がひどかったし、また降ってきそうだったし、なによりこの連泊は自分自身に「焦ってどうするんだ?」と言い聞かせるためでもあった。北島に行く時間が減ったって別にいいじゃないか。自転車旅には南島の方が向いているってみんな言ってるし、素敵な旅人たちとの出会いもきっと南島の方が多いはずだ。僕はニュージーランドを自転車で一周しましたと自慢したくて旅をしてるんじゃない。こんな素敵な旅をしましたと自慢したくて旅をしているのだ。


昨日の日記ももうアップしたし、雨の中この町にいても何もすることはないのだが、こんな時に最もふさわしい時間のつぶし方と言えば、普通は読書だろう。実際、宿で読書をしているバックパッカーはすごく多い。ダニーデンのYHAで2晩同室だった、あのドイツ人バックパッカーの エヴァちゃん (彼女は今オーストラリアにいるはずだ)なんかは、20Lのサブバッグがいっぱいになるほど本を入れていた。持ったらすごい重さだったので「君はiPadかKindleを買った方がいいよ」と言ったら「私もそうしようかと考えてるの。とにかく重くって…」と笑っていたものだ。一方、僕はと言えば「地球の歩き方」以外の本を一冊も持ってこなかった。読む物は他に地図と各種の英語のガイドブックくらい。本は自転車で持ち運ぶには重たいし、夜はいつもツイッターやらブログやら他の旅人としゃべるので忙しいので、読書はこちらに来てから全くしていない(でも毎日作文と英会話の練習にはなってるぞ.笑)。読書もできないとさすがに今日の午後はヒマだった。

ところで、この町ハーストの人口は300人くらいだそうだ。今いる宿は「ハースト・タウンシップ」と呼ばれる、町の中心地にあり、スーパーやカフェやレストランやモーテルなどが集まっている。ここから遊覧飛行機でマウント・クックやミルフォード・サウンドをぐるっと一周することもできる(今日の天気じゃ客はいないだろうけど…)。でも買い物は隣のスーパーというかコンビニでするしかないし、天気が悪いとカフェとかレストラン以外は本当に行くところがない(高そうなので行かなかったけど)。しかしまあ、あまり自慢にはならないだろうけど、ハーストに3連泊したことのある日本人はなかなかいないんじゃないだろうか(笑)。チヒロの話だと観光バスですらフォックスグレーシャー~クイーンズタウン間を1日で行ってしまうらしいから(6号線一本だと300kmくらいか)、ここに3連泊する日本人は本当に少ないと思う(たぶん日本人に限らず)。でも明日ももし雨ならフォックスまでバスで輪行できないかな…。

今日の昼ごはんは、ニュージーランドでよく売ってるレトルトのパスタ&ソース。軽いので自転車で持ち運ぶには良いが、調理には少し時間がかかったので、自前のキャンプ用ガスではあまり作りたくないな…。


パスタだけでは足りないので隣のカフェで「Large Spring Rolls」を買って食べた。2.5NZD。Largeというからでかい春巻きが出てくるのかと思ったら普通サイズ。でも美味しかった。


今日のお買い物。7.53NZDのステーキ肉(奮発!)+3.70NZDのアスパラガス+1.99NZDの生卵+3.90NZDのビール2本+リンゴ2個(不明)+3.49NZDの爪切りなど。爪はニュージーランドに来て以来、まだ一度も切ってなかった。


卵6個は全部ゆで卵にした。今日3つ食べて、明日の朝も3つ食べよう。なお、ニュージーランドでは卵は生で食べない方がいいと、来た当初にチヒロから言われた。日頃はサンドイッチに入ってるゆで卵しか食べてない。


今夜のディナーはステーキ、アスパラガス、リンゴ、ゆで卵、ビール。



自転車そのものがアクティビティだから、料金の高い他のアクティビティはあまりやりたいと思わないと書いたけど、ヘリコプターで標高1850mまで行ってMTBで下ってくる「ヘリバイク」にはやはり興味がある。 ヘリを使う時点で間違いなく相当高いと思うけどね。



16時頃、中国人母子がこの宿に泊まりに来た。香港の近くに家があるらしいが、娘のフィーフィーちゃんはオーストラリアのメルボルン大学に留学中だそうで、お母さんがフィーフィーちゃんの様子を見にオーストラリアにやって来たついでに、親子水入らずでニュージーランド旅行を楽しんでいるそうだ。お母さんは最初はフィーフィーちゃんの友達かと思ったくらい若く見える(フィーフィーちゃんにそう言ったら後でお母さんに伝えたらしく、お母さんがびっくりしてたとか)。旅行代理店で仕事をしているというお母さんは2007年頃には日本に1年以上住んでいたことがあるらしいが、日本語も英語もまったく話せないので、完全に中国人相手の旅行代理店だったのだろう。夕食後は二人仲良く宿の周りをけっこう真剣にウォーキングしていた。


それと、これは特筆すべきことなのだが、フィーフィーちゃんは僕がニュージーランドに来て以来、初めて仲良くなった中国人だ。今まで書かなかったけど、中国人って僕に対してまったくフレンドリーではない(一人旅の中国人に会わないということもある。会うのはみんなグループかカップルだ)。でもフィーフィーちゃんは全然違っていて(香港だからか、オーストラリアに留学中だからか、あるいは単に彼女のキャラクターか?)、彼女の方から僕に話しかけてきて、僕が自転車でニュージーランドを旅していると言うと、「わあ! 自転車でニュージーランドを周ってるなんてすごい!」と言って、お母さんの一眼レフカメラで僕と一緒に記念写真まで撮りたいと頼まれた。若い女の子に一緒に写真を撮ってと頼まれたら、もちろんうれしいに決まっている。

他にはカナダ人男性とオーストラリア人女性のカップルと話をした。カナダ人と話す度に僕がこれまでにニュージーランドで出会ったカナダ人の旅人たち、徒歩でバギー(乳母車)を押しながら世界一周中のジャンさんや、重たいトレーラーを引きながらリンディス峠(標高965m)に上ってきたルパート君や、キャノンデールのタンデム車で旅をしているロブさん&クリオールちゃん親子の写真を見せているが、いずれもインパクトのある写真なので必ずみんなびっくりする。僕の「すべらない写真」であり、「すべらない話」なのだ。


さて、幸か不幸か人気観光地とはとても言いがたい場所にある、この宿「ワイルダネス・バックパッカーズ・ハースト」に3連泊することになったけど、1泊目と同じく今夜も4人部屋に僕一人で泊まらせてもらえるようだ。部屋数がすごく多い上に宿泊者がさほど多くないので(今夜は20人くらいか)、無理に相部屋にはしないらしい。昨夜は日本人の若い男の子と相部屋だったが、日本人じゃなければやはり僕一人だったかもしれない。居心地がすごくいいけど、明日こそなんとか出発したい。早く起きたいので、まだ22時過ぎだけど、これからビールをもう一本飲んで寝ます。

追記
「大阪のご隠居」さんがコメントしてくれていたように、サンドフライに噛まれ続けていると免疫ができてくるのか、なんか最初の頃に比べてあまり痒くなくなってきたような気がする。確かにガンズ・キャンプのスタッフは平気そうにしてたもんな。日本のヤブ蚊は簡単に免疫を作らせてくれないが…。

最近になってやっと気づいたのだが、ニュージーランドには蝶がほとんどいない。行くところに行けばたくさんいるのかもしれないが、これだけ南島をずっと回ってきてるのに、今までわずかしか、しかも1種類しか見た覚えがない。日本ならモンシロチョウやアゲハチョウなどいろんな蝶がたくさん飛んでいそうな場所にもほとんどいないのはいささか奇妙ですらある。

中国人母子のフィーフィーちゃん(左)とそのお母さん(右)
中国人母子のフィーフィーちゃん(左)とそのお母さん(右)

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Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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