TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<45日目 フランツ・ジョセフ~ホキティカ(バス輪行)編>

ただ自転車通勤のためでなく 

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ニュージーランド長期ツーリング<45日目 フランツ・ジョセフ~ホキティカ(バス輪行)編>

バンパー代わりになるかな?(笑)
バンパー代わりになるかな?(笑)

(写真をクリックしていただくと、拡大画像をご覧いただけます。)
7時15分に目が覚めた。寝坊だ!といっても同室者はまだみんな寝ていたのだが、とにかく僕にとっては寝坊だ。この時間に起きると出発までに昨日の日記を書き終わってブログにアップしてる時間がない。急いでキッチンに行って、昨日買っておいたパンとリンゴを食べ、紅茶を2杯飲んだ。

昨夜はまだ迷っていたのだが、寝坊したことで気持ちが固まった。今日は自転車で移動するのはやめて、フランツ・ジョセフから約130km先にあるホキティカの町までバスで輪行しよう。地図を見るとこの区間は約10kmくらいしか海が見えないと思われるため、端折ってもいいだろう。地図から予想される景色は、右側は日本とよく似た山々(要するに木が多い)、左側は見飽きた牧草地を除けば日本とよく似た川と森だ。僕は海沿いの道をサイクリングするためにウエストコーストに来たのに、まだほとんど海を見ていない。これならバスで海辺の町ホキティカまでさっさと輪行した方がいいのではないかと昨夜から考えていた。YHA(ユースホステル)の受付で今日のホキティカ行きのバスは何時か聞くと、9時15分とのことだった。あと1時間ちょっとしかない。今からでも予約できるかと聞くと(長距離バスはすべて予約制)、可能とのことなので、すぐに電話で予約してもらった。もちろん自転車という大きな荷物があることも伝えてもらう。無事に予約でき、料金もYHAで支払った。ここがニュージーランドの素晴らしいところなのだが、宿やキャンプ場の受付に頼めば無料で長距離バスの予約をしてくれ、さらに宿の前までバスが迎えに来てくれるので、バス輪行が本当に楽なのだ。ミルフォード・サウンド~クイーンズタウン間の移動に続いてこれがニュージーランドに来て2度目のバス輪行になるが、前回はサンドフライだらけの中でわざわざ輪行袋に自転車を入れたのに「カバーを外してくれ」と言われて無駄になったので、今回は何もせずにただ宿の前でバスを待っていただけだった。


僕がバスを待っていると、同じバスを待っているらしい白人の若者が、僕が被っているツール・ド・フランスのスカルキャップを見て、「失礼ですが、あなたはツール・ド・フランスに出たことがあるんですか?」と真顔で訊いてきた。実は昨日もアメリカ人に同じことを訊かれた のだが、お前らはアホか? 俺のどこが元プロロードレーサーに見えるねん?(笑) 「ノー。ただのファンだよ」と笑って答えるしかない。


その若者、フランス人バックパッカーのヴィンセント君とはそれがきっかけでバスを待ちながらいろいろ話をした。彼はフランス陸軍御用達の2人用防水寝袋を背負って旅している。見た目からして相当重そうな寝袋だが、とても温かいんだそうだ。ニュージーランドは今夏だけど、寒い時はすごく寒いからね。でも暑い時はどうしてるの?(笑) ちなみに彼の家はワインで有名なボルドーのあたりにあるそうだ。


ヴィンセント君は日本の漫画が大好きだそうで、僕が日本人だとわかるとフランス人にしてはものすごくフレンドリーになったが、漫画のことを「モンガ」と発音するので、最初は何を言ってるのか全然わからなかった。僕の方から「フランスでは日本のアニメが人気あるんでしょ?」と聞くと、「アニメも人気あるけど、モンガはもっとすごいよ」と言うので、やっとモンガが漫画のことだと理解できた。他にも漫画で覚えたらしい日本語の意味をいろいろ聞いてきたが、「ダッテバヨってどういう意味?」と聞かれても、どう答えていいかわからない(笑)。関西人は絶対使わないけど、語尾に「~だってばよ」と付けるのが口癖の漫画の登場人物でもいるのかな?

やがてバスが来たが、ミルフォード・サウンドから乗った時みたいに大きなトレーラーを引いていないので最初は焦った。あの時はトレーラーに自転車を積むキャリアを取り付けて、それに自転車をセットしていたのだ。2日前に見た別のバスもそうやって自転車を運んでいた。でもトレーラーがなくても何の問題もなかった。ドライバーはバスの前部分にキャリアを取り付け、そこに僕の自転車をセットした。まあ、このバスが追突事故を起こしたら真っ先に壊れるわけだが…(笑)。



ヴィンセント君ともう一人、昨夜YHAのダイニングルームで顔を見かけて「この娘、綺麗だなぁ」と思っていた女の子も同じバスだった。しかも向こうから「自転車でNZを旅してるの?」と話しかけてきてくれた。彼女の名前はアンシェルちゃん。アメリカのモンタナ州在住で、ただいまニュージーランドを一人旅中だそうだが、どうです、美人でしょ?


一人旅の女の子自体はこの国では珍しくないが、アンシェルちゃんはそんじょそこらの女一人旅とは違い、大きなバックパックにテントや寝袋などキャンプ道具を全部入れて、バスや徒歩でキャンプ場を泊まり歩く、本物のバックパッカーだった。「たまにホステルにも泊まるけど、たいていはキャンプ場に泊まってるわ」とのこと。この国に来て以来、僕もたくさんキャンプしているけど、徒歩やバスでキャンプ場にやって来てテントを張る旅人にはまだ男でも会ったことがなかった。しかもホリデイパークのような至れり尽くせりのキャンプ場だけではなく、DOCキャンプと呼ばれる、簡易トイレとピクニックテーブルのみの、管理人もいないキャンプ場にも泊まっているという(DOCはDepartment of Conservationの略。ニュージーランド人は「ドック」と読むが、アンシェルちゃんには「ディー・オー・シー」と言い直さないと通じなかった)。

アンシェルちゃんと仲良くなったことで僕もホキティカでバスを降りるのをやめにして、彼女の降りるグレイマウスまで一緒に行きたくなったが、そうこうしてるうちにバスがホキティカに着いてしまい、仕方なく「どこかのキャンプ場でまた会おう」と言い残して(彼女は「Maybe.」と言って笑った)、僕が先にバスを降りた。バスを降りた後、窓をトントンと叩いて彼女にiPhoneのレンズを向けたら、とびきりの笑顔でVサインしてくれた。それが上に載せた写真だ。本当にどこかのキャンプ場でまた会えないかなぁ…。

バスは2時間半ほどでホキティカに着いた。僕の重装備の自転車だと2日はかかる。降りたのは観光案内所の前で、中に入って「一番安い宿は?」と聞いたら、目の前にある「マウンテン・ジェイド・バックパッカーズ」だと教えてくれた。まだお昼前だったのでとりあえず予約だけしようと思い、受付を訪ねて今夜ドミトリーは空いてるかと尋ねると、「あるよ。25NZDの部屋と20NZDの部屋とどっちにする?」と訊かれた。迷わず20NZDの方の部屋を選ぶと、それは2段ベッドが5つもある10人部屋だった。ありがたいことにまだ午前中なのにもう荷物を入れてもいいと言ってくれ、カギも渡してくれた。連泊者はおらず、ベッドは10個とも空いていたので、今夜もビールが飲みたい僕は、夜中にトイレがしたくなった時と朝早く出発する時に便利なように、一番ドアに近い2段ベッドの下で寝ることにした。




マウンテン・ジェイド・バックパッカーズの1階はカフェ。目の前に時計台があることから名付けられた「クロックタワー・バーガー」12NZDを注文。美味しいし、ポテトが多いので満腹になった。


これが宿の目の前にあるクロックタワー。着いた瞬間に気に入る町というのがあるが、僕はこの町が気に入った。


僕が泊まっている宿の名前もそうだが、町の至るところに「JADE」の文字が書かれた看板があるのは、JADEが翡翠のことであり、この町が翡翠で有名な町だからだ。


早く海岸沿いを走りたくてフランツ・ジョセフからホキティカまでバスで来たので、昼食後はさっそく海を見に行って来た。ビーチとしてはハーストの方が綺麗だったけど、天気が快晴になったので、海は綺麗だった。砂浜に無残に捨てられた自転車があった。


その後、スチュアート島で見られなかったキーウィ(ニュージーランドの国鳥)や、ニュージーランドの湖や川にいるという巨大ウナギや、大トカゲのトゥアタラ(インバーカーギルで泊まった宿の名前が「トゥアタラ」だった)が飼育されている、「ザ・ナショナル・キーウィ・センター」に入ってみることにした。せっかくニュージーランドに来たんだから、一度は生キーウィを見ておかないと…。というか僕はスチュアート島にもこういう施設が当然あると思ってたんだけどな…。それにしても入館料18NZDは高いよ。今日の宿泊費と2NZDしか違わないなんて…。


巨大ウナギは確かに巨大だった。ニュージーランドに鰻屋があるかどうかは知らないが、蒲焼きにしたら何十人前だろうか? これがニュージーランドのあちこちの湖にいて、歯も鋭いんだとか。



15時に飼育員が「ウナギに餌をやるのを見に来ませんか?」と呼びに来た。ピンセットで魚の身を直接与える。僕にもやらせてくれた。


ミルフォード・サウンドの宿で2晩同室だった釣り好きのニュージーランド人達に何を釣るのか聞いたら「クレイフィッシュ」だと言っていたが、それがこの巨大なザリガニ。伊勢エビと訳す人もいる。


キーウィを見るために18NZDも払って中に入ったが、写真撮影は禁止だった。フラッシュ無しなら影響ないとは思うが、彼らは夜行性なので室内をものすごく暗くしてあり、撮っても写らないだろう。生で見るキーウィは写真から受ける印象よりだいぶ大きく、40cmくらいありそうだった。昔のニュージーランドにはキーウィの敵になる動物がいなかったため、キーウィは鳥なのに空が飛べない。部屋が暗すぎてよく見えないのだが、思った以上に機敏に動き回るその姿はものすごくかわいらしく、ダチョウのようなインパクトも孔雀のような美しさもないものの、確かにこんなかわいい動物を絶滅させてはいけないと強く思わされた。現在、野生のキーウィを観察できるのはスチュアート島だけと聞く。それも人間が、キーウィの敵となる外来種を排除しながら守ってるんだそうで、もし放っておけばいずれ絶滅するのは間違いないらしい。「ニュージーランド人」のことまで当たり前に「キーウィ」と呼ぶくらいなので(僕もこれまで何十回も「Are you KIWI?」と訊いてきた)、なんとしても絶滅させたりはしないだろう。



残念ながらこのザ・ナショナル・キーウィ・センターのネタ不足は否めず、普通の金魚まで「Goldfish」と書いて飼育していた(笑)。


ザ・ナショナル・キーウィ・センターの後、「サンセット・ポイント」と呼ばれるビーチに来て再び海を見た。明日から2日間は海をたっぷり見ることができるはずだ。今日みたいに天気が最高だといいのだけど…。



この歴史的建造物の前に「$520000」と書いた看板が立っていたが、売りに出されてるのか…? YHAが買ったらどうだろう?


今日のお買い物(24.02NZD)とこの宿「マウンテン・ジェイド・バックパッカーズ」のキッチン。


キッチンにいたらスウェーデン人がまた僕のツール・ド・フランスのキャップを見て「ツール・ド・フランスに出たのか?」と訊いてきた。たぶん、ツバの付いた普通のキャップならそんなバカなことは思わないんだろうが、スカルキャップがいけないのか?


夕食は、特大サラダとリンゴ1個とパン2個と、ゆで卵2個。スウェーデン人夫婦や今夜同室のフランス人カヤッカー、ギオン君と話しながら食べた。ギオン君はニュージーランドに4カ月いる予定とか。部屋には特大の防水バッグと、自前のパドルを持ち込んでいた。


夕食後はシャワーを浴びて明日のコースに着いて少し調べて、ツイッターに今日の出来事の続きをアップして、それから日記を書き始めたが、22時を過ぎたところで部屋に戻り、もう一人の同室者、ドイツ人のセバスチャン君(本来はバックパッカーらしいが、ニュージーランドはレンタカー代が安いのでレンタカーで回ってるらしい。その前はアメリカに3カ月間いて、ニュージーランドの後はオーストラリアに行く予定だとか)と話した後、23時過ぎに寝た。10人部屋だが、今夜の宿泊者はギオン君とセバスチャン君と僕の3人だけだった。

ホキティカのサンセットポイントにて
ホキティカのビーチ

コメント

はじめまして。YouTubeからこちらのブログへ来ました(^^)

ニュージーランドですか…。いや~懐かしいですね。
僕も4年前に留学していたときにツーリングはしましたけど、これほど長期間・長距離に渡っては無かったです。
僕の場合は北島のみでオークランドから時計回りに1周とそれほど距離は長くはなかったですが、夏真っ盛りということもあってけっこうカラダには堪えましたね…(^^;)

なんだかブログを呼んでいるとまたニュージーランドに来たような気分になります(^^)
疲労も溜まって大変でしょうけど、ブログの更新を楽しみにしています^^

しかし素晴らしい

旅の途中にこれだけのブログを書けるなんて・・・
しかもブログ書くために早起きって
わたしなら絶対無理ですわ。

こちらではノロウイルスやインフルエンザが猛威を振るってます。
ニュージーランドはどうなんでしょう?
旅先での病気が一番しんどいんでお体には気をつけてくださいね。

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Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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