TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<47日目 プナカイキ~ウエストポート編>

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ニュージーランド長期ツーリング<47日目 プナカイキ~ウエストポート編>

一人旅のオランダ人女性、ネチュラさん
一人旅のオランダ人女性、ネチュラさん

(写真をクリックしていただくと、拡大画像をご覧いただけます。)
目が覚めたのは6時頃だったろうか。寝袋の中で昨日の日記を書き始めた。昨夜はドミトリーが満室と言われて庭でテントを張ったのだが、波の音が一晩中うるさかったので、最初はiPodで音楽を聴きながら、夜中に一度目が覚めた後はチヒロがくれた耳栓をして寝た。今年の5月に丹後半島の東屋で野宿した時は耳栓を持ってなくて、ひと晩中轟音のような波音で眠れなかった。

今日の予定コースはウエストポートまでの56km。峠がいくつかあるものの、10時過ぎに出ても16時までにはウエストポートに着くと見ていた。重さ約25kgの荷物を積んだ僕のMTBでニュージーランドの道路を走る際にいつも目安にしている移動時間は、1時間10kmだ。もちろん時速10kmという意味ではない。休憩時間や写真撮影や、他の自転車旅行者と出会ってしゃべる時間などをすべてひっくるめて1時間10kmと見ておけば、それより早く着くことはあってもオーバーしてしまうことはめったにない。50kmなら5時間、80kmなら8時間かかると見て宿泊先を考えておくと安心できる。ニュージーランドを自転車で旅するのは楽ではないけれど、僕より上りが得意な人ほど僕より楽に移動できるし、僕より英語が得意な人ほど楽しい思いができるのは間違いない。

9時45分頃にプナカイキのバックパッカーズ「ビーチ・ホステル」を出発した。本当は9時30分までに出発できるところだったのだが、オーナーのおじさんに渡されていたカギが見つからず、完全にパッキングを終えていた荷物を開けて、ようやく寝袋の中にそのカギを見つけた。こういう時が一番自己嫌悪に陥る。

出発後、すぐ近くのモーテルの1階にあるカフェに入り、6.5NZDの「Breakfast」を注文すると、日本の喫茶店の「モーニング」と同じような物が出てきたが、ゆで卵は付いてなかった。ニュージーランドでカフェに入って朝食を食べるのはこれが初めてだ。そしてそのカフェで出会ったのが、オランダ人の女性サイクリスト、ネチュラさん。彼女も一人旅で、北島のオークランドから旅を始めたそうだが、僕が店に入った時にはもう朝食を食べ終えた後で早く出発したそうだったので、残念ながらあまり話はできなかった。彼女は僕よりはるかに荷物が少ないが、ほとんどキャンプしているという。


ネチュラさんと僕の荷物量の差は衣類が一番大きいと思われる。最近、冬用ジャージがさすがに要らなくなってきた。夜は冬用アンダーとウィンドブレーカーが必要だけど、雨に降られながら走ってる時を除けば、もう寒さに震えることはなくなってきた。もちろん位置的な理由も大きいだろう。もうかなり南島の北の方まで来ている。もう冬用ジャージは宅急便でチヒロの家に送ってしまおうかな。この国における宅急便の送り方も、チヒロの家の住所も知らないけど…(笑)。

プナカイキ川というのかどうか知らないけど、プナカイキはこの川でのカヌーが人気らしい。なんかそれっぽいもんね。


スタート後、すぐにきっつい坂が始まったが、坂がきつくても景色が良い時は苦にならない。昨日ウエストコーストに来てから初めて海の近くを長い時間走ったけど、それで思ったのは、ニュージーランドも日本も同じ島国なので、海岸沿いの景色がとても似ているということだった。確かに美しいのだが、日本では絶対に見られないような景色をウエストコーストの海に期待すると、正直言って少しがっかりすると思う。どんなに美しい景色を見ても既視感を覚えてしまうのだ。断崖絶壁の上を通る今日のコースは、今年の5月に走った丹後半島の景色にとてもよく似ていた。海の色は若干違うんだけどね。





まあ植物は丹後半島とはだいぶ違うと思うけど…。


日本のどこかに似た景色があるんじゃないかと…。


珍しくフラットだった場所。


やがて海が全然見えない、峠を含む厳しいアップダウンが始まり、ここから先は本当にうんざりした。頑張って上っても、下ったらすぐまた上りが始まるので、心が折れて、激坂の場所では何度も押して上った。


うんざりするようなアップダウンを繰り返していた時、今日の僕の目的地であるウエストポートに住んでいるというジョージさんと出会った。


近くに住んでるのに4サイドバッグ装備のジョージさんは、まだスタート後30kmも走っておらず、これからダニーデンを目指すという。最大のお目当ては僕が1カ月くらい前に走った、あの150kmのオール未舗装の自転車道「Otago Central Rail Trail」だそうだ。「僕は2日半かかったよ」と言うと、「それなら上等じゃないか」と言われた。Otago Central Rail Trailはあのオーストラリア人のおじいちゃん・おばあちゃん8人組や、ニュージーランド在住の日本人女性Mさん達との出会いがなければ辛いことばかりだったが、日が経つにつれてどんどん素晴らしい思い出になっている。まあ全面舗装されないかぎりもう二度と一人では行きたくないけど(笑)、ニュージーランドを自転車で旅したい人は絶対行っておいて損はない。もちろん走り終えた後はミドルマーチからタイエリ峡谷鉄道に乗ってダニーデンまで行き、ダニーデンのYHAに自転車旅行者割引の19NZDで泊まることをお勧めしたい。

再びタズマン海が見えて来た!と思ったのも束の間、すぐに見えなくなった。


チャールズトンという小さな集落を通ったが、ここで何か食べられるかもと期待したパブはすでに廃業、「PUB FOR SALE」と書かれて売りに出されていた…。


写真じゃ激坂に見えないと思うけど、直線の激坂。押して上った。


51km走り、今夜の宿泊地ウエストポートまであと6km。


そして56km余り走って16時45分頃にウエストポートの町に到着した。予想より1.5倍しんどかったので、1時間10kmいかなかったではないか…。やはりニュージーランドは甘くはないなぁ。「今日のコースは楽だった」と思ったことなんか数えるほどしかないもんな…。ウエストポートは人口約4500人で、けっこう店が多く、大型スーパーマーケットもあったので幸せを感じた。


この町には大好きなYHAがあると思って当然そこに泊まるつもりだったのだが、観光案内所のi-SITEに寄って「YHAの場所は?」と聞くと、「Bazil'sのことね?」と言われた。いきなり固有名詞を出されても聴き取れず、意味もわからない僕が「いや、ユースホステルだよ」言うと、とにかくここへ行けと、その宿がある場所を教えられた。 来てみるとその宿は「Bazil's Hostel」という名でどこにもYHAとは書いていないが、観光案内所でもらった地図には「Bazil's YHA Hostel」と書いている。コンビニの直営店とフランチャイズ店の違いみたいなものかと思ったが、受付を訪ねて管理人の女性にドミトリーに泊まりたいと言いながらYHAのメンバーカードを見せると、「ウチはもうYHAじゃないからそのカードは役に立たないわ。DORMは28NZDだけどいい?」とショッキングなことを言われた。どうやらYHAを脱退して、今はただのバックパッカーズらしい。当然、自転車旅行者割引も受けられない。でも外は今にも雨が降りだしそうだったので、ここに泊まることにした。荷物を部屋に運び終わった直後に大粒の雨が降ってきたので助かった(自転車は裏の倉庫に入れさせてくれた)。



晩メシはスーパーで買ってきた出来合いのピザ(3.99NZDだと思って買ったがレシートを見るとなぜか1.99NZDだった)と、出来合いのマッシュルームサラダを買って食べた。100gで2.99NZDのサラダだが、一番大きなカップに入れてもらったら12NZD 以上もした。


「今日はとっても空いてるから、あなたはラッキーよ。昨日は団体バスのお客さんで満室だったの」と言われた通り、2段ベッド1つとシングルベッド1つの3人部屋(それでもいちおうドミトリー)を僕一人で使わせてくれた。他の宿泊者がいないわけではないが、必要ないかぎりは相部屋にしないようだ。「個室」で、しかも2段ベッドじゃないベッドで寝られるとは思ってもみなかった。

ウエストポートから先はどうしようか考えていたのだが、外はずっと雨で、明日も雨の予報だというので、ネルソンまでバスで移動して、ネルソンに泊まることにした。自転車を輪行袋に入れなくてもそのまま積んでくれるアトミックシャトルのバスが15時25分頃にウエストポートを出るらしい(朝なら尚良いのだが…)。朝になったら宿の受付で頼んで予約してもらおうと思いながら、23時過ぎに寝た。

これからダニーデンに向かうウエストポート在住のジョージさん。
ウエストポート在住のジョージさん

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Author:天五
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1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

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