TOP画面 ただ自転車通勤のためでなく ニュージーランド長期ツーリング<58日目 暴風雨のち晴れのピクトン編>

ただ自転車通勤のためでなく 

速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい! 自転車ツーリングをこよなく愛する男のブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ニュージーランド長期ツーリング<58日目 暴風雨のち晴れのピクトン編>

ニュージーランドのクリスマスを象徴するポフツカワの木
ニュージーランドのクリスマスを象徴するポフツカワの木

(写真をクリックしていただくと、拡大画像をご覧いただけます。)
目が覚めたのは7時20分頃だった。外は滝のような大雨で、しかも風も凄かった。ニュージーランドに来てもう2カ月近くになるのに、僕は今まで天気に恵まれていたんだなと思う。雨には何度も降られたけど、こんなにひどい雨はニュージーランドには降らないのかと思っていた。まるで台風並みの暴風雨だ。もし町と町の間が80kmも100kmも離れている場所を走ってる時にこんな暴風雨になったら、最初に見つけた牧場主の家に駆け込んで「お願いですからここに居させて下さい」と頼み込むしかないような天気だった。もちろん連泊決定である。

この宿「アトランティス・バックパッカーズ」は朝食のトーストとコーヒー、紅茶が無料なので、朝はありがたくそれを頂いた。キッチンの黒板には明日も雨と書かれていた。23日から25日までカイコウラのYHAを3泊予約しているが、明日出発しないと自走では23日にカイコウラに着けない。ピクトンから南は長距離バスだけでなく観光列車で輪行することも可能なので、宿のスタッフに列車の時間について尋ねると、13時ピクトン駅発とのことだった。本数は1日1本だ。



朝食後は昨日の日記を書きながら、昨夜同じドミトリーに泊まっていたワーホリ中の日本人カップルや、デンマーク人のオートバイ乗り、ルーン君と仲良くなって話しているうちにお昼になってしまった。日記も世界一周中のスペイン人サイクリト、アイドール君のことを書いているうちにかなり長いものになった。その間も外はあいかわらず暴風雨で、小雨など気にしない欧米人達もさすがに今日の大雨は耐えがたいらしく、びしょ濡れになりながら午前中から宿に駆け込んでくるバックパッカー達が多かった。


デンマーク人のオートバイ乗り、ルーン君との会話で興味深いことを聞いた。彼はニュージーランドでホンダの750ccのオートバイを買って旅をしているそうだが、ニュージーランドを周った後は、その愛車と一緒に船でオーストラリアに渡るという。それがなんと5日間の船旅だそうだ。「5日間もずっと船に乗ったままなんて人生にそうあることじゃないから楽しみなんだ。わかるかい?」と目を輝かせていた。人によってはそんなの絶対耐えられないと思うのだろうが、僕は今年の7月と8月の2度にわたる北海道旅の際、豪華客船の新日本海フェリーで20時間以上の船旅を計4度体験し、いずれも素晴らしく優雅だったので、ちょっと羨ましくなった。もちろん20時間かそこらで船から降りられるのと、5日間もずっと乗りっぱなしなのとでは全く違うだろうが、ルーン君の言うとおり、人生でそう何度も体験できるものではない、というか99%以上の人は一生体験しないまま終わるだろう。ルーン君の母国語はもちろんデンマーク語だが、彼は僕から見ればネイティブ並みに英語が上手く、他にスウェーデン語、ノルウェー語、イタリア語、ドイツ語もわかると言っていた。今年のサッカーW杯で日本がデンマークに勝ったことを話題にしようかと思ったが、熱狂的なサッカーファンだと機嫌が悪くなるかもしれないのでやめておいた(笑)。


14時過ぎ、傘を差して外に出て、レストランで大奮発して300gのステーキを食べた。宿泊費と同じ25NZDで、ステーキの上に目玉焼き2個が乗り、さらにフライドポテト(ニュージーランドでは「チップス」と呼ぶ)も大量に同じ皿に乗っている。日本のステーキハウスでもこういう出し方をする店はあるんだろうか?


ステーキを食べていたら急に雨が止んで、止んだ後はすぐに晴れてきた。NZの天気は気まぐれだ。



芝生で日向ぼっこするカモとカモメ。


ニュージーランドのクリスマスを象徴する木、ポフツカワ。


自転車のイラストがラベルに使われているワイン(ニュージーランド産かどうか確認し忘れた)が高くて、自分の金では買う気がしない。誰かクリスマスプレゼントに飲ませてくれないかな?


ここから35kmしか離れていないハブロックの町では330ml瓶ビールのバラ売り価格が3.50NZDだったのに、この町では1.50NZDと安い。


昼食後、長い雨が止んで今が晴れだからと言って明日も晴れだと信じるほど純情じゃないので、ピクトン駅の窓口を訪問して、チケット売場で明日の朝の天気を見てから予約しても大丈夫か、自転車も乗せられるかを確認した。ニュージーランドの電車は基本的に観光列車だから席は全て予約制で、自転車を乗せるのに輪行袋は必要ない。本数は一日一本が普通だが、僕があの150kmのオール未舗装の自転車道「Otago Central Rail Trail」を走り終えた後にミドルマーチから乗ったタイエリ峡谷鉄道などは、たしか週2日か3日しかミドルマーチ駅からは発車しなかった。


宿に戻った後、アマンダちゃんのブログで彼女がグレイマウスの手前で落車してケガをし(幸い擦過傷で済んだみたいだけど)、自転車も壊れてギアが2枚しか使えなくなったと書いているのを読んだ。僕が日記に「ロードバイクは降りて押さないと絶対危ない」と書いた、あの電車も通る鉄橋が事故現場だ。メールで教えてあげれば良かったなぁ…。あそこは僕が通る前に会ったカナダ人サイクリストのイアンさんも溝にはまって落車したと言っていたし、僕の太いタイヤでも落車しかけたくらいだからロードバイクではあまりにもヤバいと思っていた(かと言って降りて歩けば後ろから車は来るし、片側一方通行だから渡り終えるまで対岸で車がずっと待ってるしで、心理的なプレッシャーは相当なものになりそうだが…)。

18時過ぎから入り江のベンチに座ってNZビールのTuiを飲んだ。風が強すぎてまったく優雅ではなかった。


ちょっとわかりにくいけど、北島行きのフェリー、「インターアイランダー」が出て行くところ。


ニュージーランドには至るところにカモがいる。近くに水がまったくない場所にもいたりするので驚く。


ニュージーランドはマウンテンバイクを積んで走ってる車が本当に多い。良いバンパーになる(笑)


夜、僕がラウンジルームのソファで日本人ワーホリのコーヘイ君と話していると、そばで本を読んでいた、日本人のお母さんとアメリカ人のお父さんを持つアメリカ人、メイちゃんが話しかけてきた。


メイちゃんは最初こそ英語で「あなた達は日本から来てるのね」と話しかけてきたけど、あとはお母さんから教わった日本語でずっとしゃべってくれた。あまり上手くはないものの、こちらが彼女の日本語力に合わせてあげれば、たいていは日本語だけで会話ができる。今日はネルソンとタカカの間にあるモトゥエカ(僕も自転車とバスで1回ずつ通った)からヒッチハイクでピクトンまで来たらしい。自転車と大量の荷物があるので僕はやったことがないけど、ニュージーランドでヒッチハイクするのは絶対簡単だと思う。ニュージーランド人は親切だし、レンタカーに乗った外国人旅行者もめちゃくちゃ多いからだ。でも今朝は台風並みの暴風雨だったので、よくヒッチハイクなんか出来たなと言うと、モトゥエカもネルソンも全然降ってなかったんだとか。ここから200kmも離れていないはずだけど、そんなに違ってたのか。ただ、ヒッチハイクに成功してピクトンに向かってる途中の雨はひどかったらしく、ある場所では川が氾濫して牧場の牛たちが半分水の中に浸かっているのを見たんだとか!

メイちゃんはニュージーランドにはワーホリで来たらしいが、もうワーホリの期間は終わっていて、今は「ただのホリデー」なんだとか。彼女のお父さんはカリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授らしいが、20数年前に日本の博物館かどこかで仕事をしていた時に彼女のお母さんと知り合って結婚したそうで、彼女は東京生まれだという。「メイという名前はアメリカでも日本でも通用する名前だから付けたんだろうね?」と僕が言うと、「うん、そう。弟の名前はケンっていうの」とのことだった。メイとケンのバイリンガル姉弟か。お母さんの名前は「八千代」さんというそうで、僕が「やちよ」は『君が代』に出てくる言葉だと言うと、「キミガヨって何?」と訊かれた。お母さんはそこまでは教えてなかったのか…(笑)。「八千代」を直訳すれば「eight thousand generation」で、日本国歌の『君が代』の中では「forevever」に近い意味で使われていると教えてあげた。

メイちゃん達とけっこう長い時間しゃべっていたので、今日の日記を今日中に書いてる時間がまた無くなってしまった。明日は84km走ってガイド本の「PEDALLER'S PARADISE」に載っている、「PEDALLERS REST」というCyclists hostel(!)に泊まりたいと思っているが(この世に『自転車乗り達の休息』なんていう名前の宿が存在するとは…)、天気と風次第では楽にも苦にもなるだろう。標高図を見るとアップダウンも多少気になる。とにかく早く寝て早く起きるに越したことはないので、22時半頃にはベッドに戻り、今夜はいつもの桂米朝落語全集ではなく、エラ・フィッツジェラルドのクリスマスアルバムを聴きながら寝た。


追記
今日、スーパーマーケットでビールを買う時に、レジのおばちゃんにニュージーランドに来て以来初めて年齢を訊かれた。さすがに未成年に間違われたわけではなく、25歳以下かもしれないと思われたのだ。ニュージーランドでは飲酒は18歳からOKらしいけど、酒を買う時に25歳以下だと思われると身分証明書の提示を求められるんだとか。コーヘイ君は「僕なんか絶対に提示を求められますよ」と言っていたけど、確かに彼ならニュージーランド人から見れば高校生にすら思えるかもしれない。でも、いくらなんでも僕に対してそれはないと思う。実際ニュージーランドに来て2カ月近くになるけど、年齢を確認されるのは今回が初めてだし…。それで僕が、「How oldやて? 43歳や!」と答えると、おばちゃんはびっくりして、「Wow, old!」と言って笑いやがった。もし26歳だと答えていたら身分証明書の提示を求められたんだろうが、43歳という答えを聞いて嘘ではないと思ったのだろう。身分証明書は不要だった。

ピクトンの入り江とNZビールのTui
ピクトンの入り江とNZビールのTui

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 




文字サイズの変更

カレンダー

プロフィール

天五

Author:天五
プロフィール写真
1967年滋賀県長浜市生まれ。05年11月、38歳で健康のためにクロスバイクを買ってサイクリングを始めるや自転車の魅力にのめりこみ、06年3月にはロードバイク、07年5月にはマウンテンバイクも購入。「速くなくてもいい、ただ遠くへ行きたい」をモットーに、ツーリングやポタリングを楽しむ日々を送っている。高校卒業後、1986年4月~2011年5月に渡る24年2カ月の大阪生活を終え、6月1日より長浜市民に戻ったばかり。

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

カテゴリー


ブログ内検索

Twitter


twitter / tenjinbashi5

ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

CYCLE TOURING MOVIE

クリック後、再生が開始されるまで数十秒かかる場合があります。

御年76歳の我らがアイドル・鉄人児玉さんと行く
紀伊半島大縦断210kmツーリング



2009年自転車ツーリング写真集


eyeVio公式チャンネル
CYCLE TOURING MOVIE

リンク

RSSリンク

QRコード

QR

僕の愛用品(楽天市場へ)

いずれも僕のツーリングには
欠かせない「道具」です。

モンベルの輪行袋
詳しくはこちらの記事をどうぞ


フェニックスの超強力ライト
詳しくはこちらの記事をどうぞ


オルトリーブのサドルバッグL


モンベルのフロントバッグ


トピークのトライバッグ


トピークのハンディEパック


シマノのSPDサンダル
詳しくはこちらの記事をどうぞ


iPhoneの充電に最適

メールフォーム

※「コメント」で差し支えのない内容の場合は、それが当該記事の内容と直接関係なくてもまったく構いませんので、「コメント」でお願いします。他の読者の方に知られたくない情報が含まれる場合のみ、どうぞメールでお送りください。

名前:
メール:
件名:
本文:

広告









ランス・アームストロング
「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」


Excite自動翻訳

FC2Ad

まとめ

Template by たけやん

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。